親子で過ごすコロナ禍の休日 パン作りでおうち遊び

【この記事ではこんなことが分かります】

・おうち時間が増えた今こそ、パン作りのすすめ

・おうちでパン作りをするメリット

・自宅で子供と一緒に作るのにおすすめのパン

・親子で過ごすおうちでの遊び

外出機会が減った今、おすすめのパン作り

なかなか収束の兆しが見られないコロナ禍。外食や旅行に行く機会が減り、離れて暮らす家族や友人ともコロナ禍以前のように会えなくなってしまったという人も多いのではないでしょうか。また、週末などの休日や大型連休、お子さんがいる人は夏休みなどの長期休暇のときなどには、遊び場やショッピングモール、レジャー施設といった屋外へ遊びに行きにくくなったという人も増えているかと思います。

このように、コロナ禍が長引くにつれて余暇の過ごし方も変わり、おうち時間を充実させるためのグッズや家電などの需要が高まっています。また、おうち時間を楽しく過ごすためのアイディアもSNSなどを中心にシェアされるようになってきました。

おうち時間の過ごし方は様々なものがありますが、子供と一緒に過ごす場合はなかなかおうち遊びのバリエーションがマンネリ化しやすく、すぐネタ切れしてしまうという声も聞かれます。そんな人は、お子さんと一緒にお料理をしてみるのはいかがでしょうか。コロナ禍でのお料理というと、在宅勤務や子供の休校に伴って自宅で食事を準備する回数が増えたため、食事の準備を手助けする「時短調理家電」などの需要が高まっているイメージがあります。しかし、家で過ごす時間が十分にある今こそ、子供と一緒に時間をかけて料理をしてみるのもおすすめです。

とはいえ、子どもと一緒に料理をするには包丁などの調理道具や火の扱いなど、注意しなければならないことも沢山あります。また、お子さんの年齢やできることによっても、挑戦できるメニューが変わってきます。その中でも、どんな年齢層の子供でも大人と一緒に楽しめるのが「パン作り」です。

パン作りは包丁やピーラーといった器具を使わないため、怪我をする心配も少ないのも一緒に作る親にとっては嬉しいポイントです。ホームベーカリーがあれば簡単に生地を作ることもできますが、なくても十分に美味しいパンを作ることは可能です。生地をこねたりパンの形を作ったりするのは、子供にとって生地の感触を楽しみながら遊ぶことができる作業です。

おうちでパン作りをするメリット

子供と一緒にパン作りすることには、多くのメリットがあります。ここでは、子供とパン作りをすることによって得られるメリットをご紹介します。

粘土のように楽しみながら作ることができる

パンを作るための基本的な材料は、強力粉・ドライイースト・バター・砂糖・塩・水といったものです。さらさらとした小麦粉に水を加えると、ベタベタとした状態になります。しばらく捏ねていくとまるで粘土のような感触に変わり、まるで粘土遊びをしているように楽しみながら生地を作ることができます。

焼き上がりまでの過程を楽しむことができる

パンは、材料を混ぜて捏ね発酵させ、オーブンで焼くという過程があり、それぞれの過程で生地の変化を楽しむことができるのも魅力です。サラサラとしていた小麦粉が水を加えるとベタベタになり、こねるうちにまとまって粘土のようになります。発酵させると生地が丸く膨らみ、ふわふわとした感触に変わっていきます。さらにオーブンで焼くと白かった生地がきつね色にこんがりと焼けるという過程を通して、材料の変化を楽しむことができます。触覚や視覚などの五感を稼働させるパン作りは、子供の感性を発達させてくれる側面もあります。小学生くらいからは発酵の仕組みや焼くと膨らむ仕組みなどを学びながら楽しく作れるので、知育的な役割も果たしてくれます。

好きな形に作れる

変幻自在なパン生地は、好きな形に成型できるのも魅力です。子供にとっては粘土遊びのようにかわいい形や好きなキャラクターの形に作ることもできるので、一緒に楽しみながら成型することができます。

シンプルな丸い形などをはじめとして、ハート形にしたり星型にしたりはもちろん、丸めたりねじったり…と様々な形に成型するのは、子供にとってパン作りの中で一番楽しい作業です。

様々な種類のパンにアレンジできる

先述したように、パンの基本的な材料は強力粉・ドライイースト・バター・砂糖・塩・水ですが、材料の配合を変えたり他の材料を追加したりすることによって、多様な種類のパンを作ることができます。強力粉の一部を全粒粉に変えたり、ライ麦粉に変えたりすることによって、全粒粉パンやライ麦パンなどにアレンジすることもできます。また、アレルギーがあるお子さんの場合は、強力粉を米粉に変えることによって、米粉パンを作ることも可能です。

基本の材料に卵を加えた生地は、バターロールやメロンパン、あんパンなどの生地に応用することができます。また、色々な具材を加えることで、バリエーション豊富なパンにアレンジすることも可能です。

ナッツやレーズンなどのドライフルーツといった定番の具材をはじめ、チョコチップなどを入れても美味しいパンが出来上がります。また、ほうれん草やにんじん、カボチャなどの野菜をゆでてつぶし、ペースト状にしたものを混ぜ込むと、綺麗な色も楽しめつつ栄養価も高いパンを作ることができ、子供の朝食やおやつにもぴったりです。

スキンシップやコミュニケーションに繋がる

パン作りをはじめとする料理作りは、親子のコミュニケーションが増えるおうち時間の過ごし方でもあります。パン作りをすると、どんなパンを作るかの計画や材料の買い出しから始まり、作っている最中も一緒にこねたりどんな形にするか話し合ったりと、スキンシップやコミュニケーションを自然に取りながら過ごすことができます。パンが焼きあがった後も、一緒に食べて「美味しいね」と話し合ったり、「次はこんなパンを作ろう」と次の計画をしたりと、自然に会話が増えるでしょう。

自宅で子供と一緒に作るのにおすすめのパン

パン生地は粉の種類や材料、形状などによって様々な種類のパンを生み出すことができます。ここでは、子供が喜ぶパンや子供と一緒に作りやすいパンを紹介します。ホームベーカリーがあれば便利ですが、なくても作れるものばかりなので気軽に挑戦してみてください。

ちぎりパン

強力粉・ドライイースト・バター・砂糖・塩・牛乳といった基本的な材料でできるちぎりパンは、ふわふわとした食感と食べるときにちぎってそのまま食べられる気軽さが子供に人気です。材料を混ぜて発酵させたあと、生地を等分して丸めてからバターを塗った型に詰め、オーブンで焼けば完成です。もちもちとした生地を丸めていくのも、子供にとっては楽しい作業です。小さなお子さんでもお手伝いしやすいため、家族みんなで作るのにおすすめのパンです。

フォカッチャ

シンプルな材料で気軽に作れるフォカッチャも、パン作りの初心者の方や子供と一緒に作るのにおすすめのパンです。強力粉、砂糖、塩、ドライイースト、ぬるま湯、オリーブオイルを混ぜて生地を作り、発酵させてから型に入れてオーブンで焼きます。型がなくても、小さめに丸めてから10cmほどに伸ばし、オーブンで焼き上げても手軽に作れます。フォカッチャは焼く前に指でくぼみをつけておき、ローズマリーと塩をかけるのが代表的なトッピングですが、その他にも玉ねぎやニンニクをトッピングするのもおすすめです。シンプルな味わいは料理の味を引き立ててくれるので、食事のおともにもピッタリです。また、型に入れずに平らに焼いたフォカッチャはサンドイッチにしても美味しいので、お好みの具材を挟んでフォカッチャサンドイッチにするのもおすすめです。

バターロール

パン作りの基本ともいえるバターロールは、一度は作ってみたいパンの一つです。強力粉・卵・ドライイースト・バター・砂糖・塩・水で生地を作り、発酵させてから円錐状に伸ばした生地を端から丸めていきます。成形後に二次発酵させた後、溶き卵を表面に塗ってからオーブンで焼けば完成です。

このバターロールの生地は、中にあんを包めばあんパン、クリームを包めばクリームパンなどの菓子パンにも使えるほか、ホットドッグや焼きそばパンといったお惣菜パンにも応用できるため、覚えておくととても便利な生地です。伸ばした生地をくるくると丸めるのも子供にとっては楽しい作業なので、お子さんと一緒にパン作りをするときにおすすめです。

メロンパン

自宅で作るには難しそうなイメージもあるメロンパンも、上述したロールパンの生地を応用すれば自宅でも作れてしまいます。バターロール生地に、メロンパンの皮部分であるクッキー生地を載せて焼けばメロンパンになるので、意外と簡単に焼きたてのメロンパンを味わうことができます。

薄力粉・バター・砂糖・卵・バニラエッセンスを混ぜて、冷蔵庫で休ませたクッキー生地を延ばし、格子模様をつけたらパン生地の上にかぶせます。上にグラニュー糖を振り掛け、オーブンで焼けば完成です。

ドーナツ

大人も子供も大好きなドーナツは、家族みんなのおやつにぴったりです。基本のドーナツ生地は、薄力粉・ベーキングパウダー・卵・グラニュー糖・牛乳・無塩バターといったおうちにある材料で作れるうえ、発酵させる必要もないので思い立ったら気軽に作ることができます。

材料を混ぜてから生地を休ませ、ドーナツ型があれば型で抜き取ります。型が無ければ、生地を丸めてから真ん中に指で穴を開けてドーナツの形にします。中温の油で両面がこんがりするまで揚げたら、熱いうちにグラニュー糖をまぶして完成です。好みでシナモンを混ぜたりチョコレートソースをかけたりと、色々なトッピングで楽しめるのも手作りドーナツの魅力です。

親子で過ごすおうちでの遊び

様々なメリットがあるパン作りですが、少し工夫するだけでより一層おうち時間を楽しく過ごせるようになります。ここでは、おうち遊びを充実させるパン作りのアイディアをご紹介します。

・好きな形にパン作り

上記のパン作りのメリットでも紹介したように、子供の好きな形に成型するのもパン作りがより楽しくなるアイディアの一つです。

特に子供に人気なのが、クマやウサギなどの動物の形や、子供に人気のキャラクターの顔などに作ったパンです。ココアや着色料、野菜ペーストなどで色付けした生地で目鼻や口などをつけて焼くとよりクオリティの高いものができますが、焼きあがったパンにチョコペンなどでお顔を書くだけでも可愛らしいパンを作ることができます。

・好きな具をのせてオリジナルピザ作り

パン生地を少しアレンジすると、ピザの生地も作ることができます。自分で作る場合は、好みによってふわふわの生地にしたり、サクッとしたクリスピーな食感の生地にしたりできるのも魅力です。

ふわふわとしたパンピザタイプの場合は、強力粉に水・砂糖・塩・スキムミルク・オリーブ油・ドライイーストを混ぜて生地を作ります。クリスピータイプの生地の場合は、強力粉・薄力粉に水・塩・オリーブ油・ドライイーストを混ぜ作ります。

生地が完成したら麺棒で丸く伸ばしフォークで穴を開けます。ピザソースを塗ってから好みの具を並べ、ピザ用チーズを全体に振りかけてオーブンで焼けば完成です。トマトやチーズ、アンチョビといった定番の具材や、照り焼きチキンや明太子ソースなどの和風ピザなどはもちろん、冷蔵庫に余っている食材をトッピングして焼いても美味しくなるため、意外な食材や美味しい組み合わせを家族で試してみるのも楽しいものです。子供と一緒にピザ作りをするときは、生地を小さめに伸ばし、用意した色々な具材を家族それぞれ好きにトッピングして焼くのも楽しいアイディアです。

また、パンピザタイプのピザ生地は、フルーツやクリームチーズ、マシュマロ、チョコレート、はちみつといった甘いトッピングと組み合わせたデザートピザにしても美味しく仕上がります。ピザ作りは生地に好きな具材を載せていくだけなので、初めて子供と一緒にお料理に挑戦するときにもおすすめです。

・ハンバーガー・サンドイッチでお庭ピクニック

子供と一緒にパン作りを楽しんだ後はいつものように食卓で食べても良いのですが、気分を変えてお庭ピクニックを楽しむのもおすすめです。マンションやアパート住まいで広いお庭がなくても、ベランダにレジャーシートを敷いて手作りのパンを食べれば、とても新鮮に感じるでしょう。

お庭でピクニックをするときのパンは、ハンバーガーやサンドイッチがおすすめです。どちらも作ったパンに好きな具材を挟めば完成するため、小さいお子さんでもお手伝いしやすい料理です

 

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