コーヒーメーカーの選び方のポイント

 

【この記事ではこんなことが分かります】

・コーヒーメーカーの種類

・ハンドドリップとコーヒーメーカーで淹れるコーヒーの違い

・各コーヒーメーカーそれぞれのメリット・デメリット

・自分にぴったりのコーヒーメーカーの選び方

 

 

コーヒーメーカーには種類がある!

自宅でも手軽に本格的なコーヒーを淹れて飲むことができるコーヒーメーカー。以前はコーヒーにこだわりのある一部の人しか持っていないというイメージでしたが、近年は簡単に自宅でコーヒーを作れるマシンが販売されるようになっています。また、昨今のコロナ禍を背景にリモートワークや在宅勤務など家にいる時間が増え、自宅でも本格的なコーヒーを味わいたいという需要も高まっています。

そもそもコーヒーは、挽いたコーヒー豆をフィルターにセットし、熱湯を注いで抽出して作ります。コーヒーメーカーは、これらの過程のすべてもしくは一部を自動でできるようにしたもので、誰でも簡単にコーヒーを淹れられる家電です。

コーヒーメーカーは、主にドリップ式、エスプレッソ式、カプセル式の3つに分けられ、それぞれ特徴や作れるコーヒーの違い、メリット・デメリットがあります。

 

ドリップ式

ドリップ式のコーヒーメーカーは、コーヒー粉と水をセットすれば自動でレギュラーコーヒーを抽出してくれるものです。ドリップ式コーヒーメーカーには、コーヒー豆を挽くためのミルが付いているものと付いていないものに分かれています。ミルがついていないコーヒーメーカーは、お店で粉になっているコーヒーを買ってくるか、別途手挽きミルか電動ミルを使ってコーヒー豆を粉にしておく必要があります。

さらに、ミルがついているコーヒーメーカーでも、ミルでコーヒー豆を挽いたあとコーヒーメーカーにセットし直してドリップする半自動式タイプと、豆をセットしたら自動で豆挽きからドリップまでボタン一つでコーヒーを淹れてくれる全自動のものがあります。半自動と全自動、どちらも価格などで差はありますが、基本的な構造は同じものです。

 

エスプレッソ式

エスプレッソとは、高い圧力をかけて一気にコーヒー成分を抽出したもの、またはその抽出方法のことです。レギュラーコーヒーとは違い、少量の濃厚なコーヒーが出来あがるのが特徴です。エスプレッソ式コーヒーメーカーは、細かく挽いたコーヒー粉に少ない水分で高い圧力をかけてコーヒーの成分を抽出するもので、「エスプレッソマシン」とも呼ばれます。

エスプレッソは、そのままで飲んだり砂糖を入れて飲んだりするほか、お湯を足して飲んだり、ミルクやフォームミルクを足してカフェラテやカプチーノにして楽しんだりと、バラエティ豊かな楽しみ方をできるのも魅力です。

エスプレッソ式コーヒーメーカー(エスプレッソマシン)も、コーヒーの粉を別で挽いてセットする必要のある手動タイプと、コーヒー豆をセットすればミル挽きから全自動でお任せできるものに分かれています。手動タイプのエスプレッソメーカーの場合、コーヒー豆をエスプレッソ用に細かく挽いてフィルターに詰め、手動で圧力をかけていくという過程が必要です。手間はかかりますが、その分自分の好みのエスプレッソを追求することができるため、コーヒーの美味しさにとことんこだわりたいという上級者には人気です。

 

カプセル式

コーヒーの粉が入った専用のカプセルをセットしてコーヒーを抽出するのが、カプセル式コーヒーメーカーです。専用のカプセルを購入する必要があるので、コストパフォーマンスの面ではやや割高になってしまいますが、カプセルをセットするだけで本格的なコーヒーを楽しむことができます。カプセルごとに一杯ずつコーヒーを淹れる方式なので、香りや味わいの強さの異なる様々なコーヒーを味わえるほか、メーカーによってはフレーバーがついたコーヒー、コーヒー以外の抹茶ラテや紅茶、ココアといった飲み物まで専用のカプセルで楽しめるものもあります。

ハンドドリップとコーヒーメーカーとの違い

コーヒーにこだわる人はハンドドリップで一杯ずつ丁寧にコーヒーを淹れているイメージがありますよね。ハンドドリップでコーヒーを淹れるのとコーヒーメーカー(ドリップ式)でコーヒーを作るのとでは、そもそもどのような違いがあるのでしょうか。

コーヒーをハンドドリップで淹れるには、コーヒーサーバー上にセットされたコーヒードリッパーにペーパーフィルターをセットし、そこにコーヒー粉を入れケトルで熱湯を注いでコーヒーを抽出するという手順で行います。コーヒーを粉で用意するのではなく豆から挽くという場合は、この手順の前に豆を挽くという手間も加わります。ハンドドリップでコーヒーを淹れようとすると、このようにいくつもの手間をかけなければいけません。しかし、コーヒー豆の種類や豆の挽き具合、器具の組み合わせにより、何通りもの味わいと香りのコーヒーを生み出せるのも大きな魅力です。

一方、ドリップ式のコーヒーメーカーの場合は、ボタン操作だけで一定レベルのコーヒーを手軽に作れるというメリットがあります。また、モデルにもよりますが、コーヒーメーカーの場合は一度に5~6杯分のコーヒーを作れるものが多く、中には10杯分のコーヒーを作れるコーヒーメーカーもあります。一杯ずつ手間暇をかけてハンドドリップするのもコーヒーを淹れる醍醐味と言えますが、来客が多く一度に大勢の人のコーヒーを出したい場合や、一度にコーヒーを作っておいて好きな時に飲みたい、という人にはコーヒーメーカーのほうが便利です。

それぞれのコーヒーメーカーのメリット・デメリット

上記のように、コーヒーメーカーには様々な種類があり、それぞれ特徴があります。各コーヒーメーカーによってメリット・デメリットも異なるので、自分や家族の好み、ライフスタイルなどに合ったコーヒーメーカーを選ぶようにしましょう。

ドリップ式コーヒーメーカーのメリット
  • 1.ボタン操作するだけで淹れたてのコーヒーを味わうことができる

ドリップ式コーヒーメーカーには、コーヒー豆を挽くためのミルがついている全自動のものと、コーヒー粉を用意してからフィルターにセットして抽出するタイプのものに分かれています。全自動タイプなら、コーヒー豆をセットしタンクに水を入れてからボタン操作するだけで豆挽きから抽出までをすべてお任せできてしまいます。タイマー機能がついているものなら朝の忙しい時間帯にも淹れたてのコーヒーを飲むことができるので、一日の目覚めを美味しいコーヒーでスタートさせたいという人にもおすすめです。

 

  • 2.一度にたくさんのコーヒーを淹れることができる

ドリップ式コーヒーメーカーは、一般的に一度に5~6杯分のコーヒーを淹れられるものが多く、モデルによっては10杯分程度の容量があるものもあります。家族みんながコーヒーを飲むというご家庭や、来客が多いときにはドリップ式コーヒーメーカーが向いています。

 

  • 3.安定した味のコーヒーをいつでも淹れることができる

ハンドドリップでコーヒーを淹れた場合、豆の挽き具合やお湯の注ぎ方、コーヒー粉を蒸らす時間などによって香りや味わいが変わってきます。その変化を楽しむことこそがハンドドリップでコーヒーを淹れる楽しみで醍醐味でもありますが、自分で一定の味のコーヒーを淹れられるようになるには、ある程度練習しなければなりません。その点、コーヒーメーカーを使えば安定して美味しいコーヒーを気軽に味わえるのが最大のメリットと言えます。

 

  • 4.他の種類のコーヒーメーカーに比べて安価なものが多い

ドリップ式コーヒーメーカーは、他の種類のコーヒーメーカーと比べるとリーズナブルな価格のものが多いのが特徴です。コーヒー豆を挽くミル付きの全自動タイプになるとやはり金額が上がってしまいますが、ミルのついていないタイプの場合は1000円台から購入できるものもあり、初めてコーヒーメーカーを買ってみたいという人にも挑戦しやすいのもメリットです。

ドリップ式コーヒーメーカーのデメリット
  • 1.お手入れが少し面倒

ドリップ式コーヒーメーカーは、本体の他にフィルターやドリッパー、サーバー、給水タンクといった部品があります。それぞれの部品を定期的に掃除する必要があるため、お手入れがやや面倒といったデメリットがあります。

 

  • 2.ハンドドリップと比べると味わいが物足りない

ハンドドリップは豆の挽き具合やコーヒー粉の蒸らし時間、お湯の注ぎ方などによって味わいや香りを細かく調整したり、自分好みにしたりすることができます。一方、コーヒーメーカーの場合は機械が自動的にコーヒーを淹れてくれるので、このような細かい調整はできません。一定のレベルのコーヒーを手軽に飲める一方、さらにコーヒーの奥深い味わいを楽しみたいという人には、やや物足りなく感じるかもしれません。

 

  • 3.ペーパーフィルターのコストがかかる

ペーパーフィルターをセットする必要のあるコーヒーメーカーの場合は、コーヒーを淹れるごとにペーパーフィルターをセットする必要があります。毎日コーヒーを淹れる家庭の場合、ペーパーフィルター代がかかるのが気になる場合もあります。

 

  • 4.音が大きい

ミル付きの全自動コーヒーメーカーの場合、コーヒー豆を挽く音が大きくうるさいというデメリットもあります。朝は淹れたてのコーヒーで目覚めたいという人も多いかと思いますが、タイマー機能でセットしておくと豆を挽く音で目が覚めてしまうこともあるかもしれません。近年発売されているモデルの中には静音設計されているタイプもあるので、寝室とキッチンが近いという人やアパートやマンションに住んでいるので騒音が気になるという人は、動作音が静かかどうかもチェックするようにしましょう。

エスプレッソ式コーヒーメーカーのメリット
  • 1.本格的なエスプレッソを気軽に自宅で味わえる

エスプレッソはコーヒーの粉に少量の熱湯で高い圧力をかけて抽出するため、マシンがないと作ることはできません。カフェにあるような大きなエスプレッソマシンでないとエスプレッソを作ることはできないかと思っている人もいるかもしれませんが、最近では家庭用のエスプレッソマシンも豊富になってきているので、自宅でもテクニックいらずで淹れたてのエスプレッソを味わうことができます。

 

  • 2.カフェで注文するようなメニューが楽しめる

オーソドックスなエスプレッソはもちろんのこと、エスプレッソにアレンジを加えるとバラエティ豊かなカフェメニューを楽しめることができます。ミルクを加えればカフェラテ、フォームミルク(泡立てたミルク)を加えればカプチーノ、カプチーノにキャラメルソースを足したキャラメルマキアート、チョコレートソースを足してカフェモカ…といった具合に、カフェでしか注文できないようなメニューも自宅で気軽に楽しむことができます。その他にも、バニラアイスクリームにエスプレッソをかけたアフォガードや、アルコールと合わせたカクテルといった具合に無限にアレンジを楽しむことができます。

 

  • 3.デザイン性に優れたマシンが多い

エスプレッソマシンは、ドリップ式などのコーヒーメーカーと比べるとお洒落なデザインのものが多いのも特徴です。お部屋のインテリアにもこだわっている人は、キッチンに置く家電もお洒落なもので揃えている人も多いかと思います。洗練されたエスプレッソマシンは置いてあるだけでもキッチンのインテリアになるので、使っていないときも目で見て楽しむことができます。

エスプレッソ式コーヒーメーカーのデメリット
  • 1.価格帯が高い傾向にある

エスプレッソ式のコーヒーメーカーは、ドリップ式のものと比べると価格帯が高い傾向にあります。ドリップ式のコーヒーメーカーの場合、全自動でなければ1000円台のものもありますが、エスプレッソ式コーヒーメーカーの場合は、安くても2万円前後のものが多く、ミル付きの全自動タイプのものになると20万円以上するものも珍しくありません。リーズナブルな価格帯のものは手動タイプのものがほとんどなので、エスプレッソを淹れるのに慣れている人向けと言えます。初めてエスプレッソを淹れることに挑戦してみたいという初心者の方には少し敷居が高く感じるかもしれません。

 

  • 2.レギュラーコーヒーを淹れられないタイプが多い

エスプレッソマシンはエスプレッソを抽出するためのコーヒーメーカーなので、通常のレギュラーコーヒーを淹れる機能はついていないものがほとんどです。

一部の高級なエスプレッソマシンにはレギュラーコーヒーも淹れられる機能がついているものもありますが、一般的な家庭向けのエスプレッソマシンにはその機能はついているものはあまりありません。エスプレッソやカフェラテ、カプチーノなどよりもレギュラーコーヒーのほうを好んで飲むという人にはあまり向かないかもしれません。

 

  • 3.連続抽出ができない

業務用のエスプレッソマシンの場合はお客様に提供するために何杯ものエスプレッソを連続して抽出することができます。しかし、ほとんどの家庭用エスプレッソマシンは一度に1~2杯しか抽出できません。来客が多く、一度にたくさんの人にコーヒーを淹れたいという場合には、エスプレッソマシンはあまり向いていないと言えます。

 

  • 4.お手入れが面倒

エスプレッソマシンはパーツが多く、使うたびにマシンの湯通しをしなければならないなど、お手入れが面倒な点もデメリットと言えます。特にミルクフォーマー(牛乳を温めて泡立てる機能)やコーヒー豆を挽くミルのパーツが付属している場合は、1回ごとにお手入れをしないと汚れが溜まりやすくなってしまいます。

その他にも、数ヵ月に一度はマシン専用の洗剤を使って洗浄をする必要があるため、コーヒーメーカーのお手入れはなるべく最小限に済ませたいという人には向いていないかもしれません。

カプセル式コーヒーメーカーのメリット
  • 1.様々なフレーバーの新鮮なコーヒーを楽しめる

カプセル式コーヒーメーカー専用のコーヒーカプセルには、メーカーごとに豊富な種類のカプセルが揃っています。コーヒー豆の産地や味わいの強さ、香りなどが異なる様々なカプセルからお気に入りのカプセルを見つけるのも楽しみのひとつです。

また、カプセルを選ぶ際はコーヒーの味わいや香りだけでなく、色々なフレーバーから選べるのもメリットです。バニラやキャラメル、ココアといったコーヒーと相性の良い定番フレーバーから、メーカーによっては季節限定のフレーバーなども発売されており、毎日飽きずにバラエティ豊かなコーヒーを楽しむことができます。

さらに、コーヒーカプセルは劣化がしにくく、保存しやすいのも特徴です。コーヒー豆を挽いたコーヒー粉は空気に触れると酸化しやすく、味が落ちるのが早いと言われています。そのため、粉にしたらなるべく早く飲みきる必要があり、保存する時も冷暗所に置いておかなければなりません。一方、コーヒーカプセルの場合は1杯分ずつカプセルに密閉されているため、劣化しにくく保存しやすいのもメリットです。

 

  • 2.手軽にエスプレッソを抽出することができる

カプセル式コーヒーメーカーのメリットは、なんといってもその簡単な操作性にあります。コーヒー粉が詰まったカプセルをマシンにセットし、ボタンを1度押すだけで美味しいエスプレッソが抽出されます。そのままではもちろん、ミルクを足してカフェラテにしたり、フォームミルクを入れてカプチーノにしたりと、ボタン一つ操作するだけでカフェで飲むようなコーヒーを楽しむことができるのが魅力です。

 

  • 3.コーヒー以外のドリンクメニューも充実している

メーカーによっては、様々な味わいやフレーバーのコーヒーカプセルの他にも多様なドリンクを味わえるカプセルが発売されており、自宅にいながらにして気軽にカフェメニューを楽しむことができます。

紅茶や抹茶、ココアといったドリンクも、カプセルさえ買い足せば同じマシンで作ることができるため、とてもお得です。

 

  • 4.お手入れが簡単

カプセル式コーヒーメーカーは、お手入れが簡単なのも大きなメリットです。パーツが多いコーヒーメーカーは、フィルターやミル、ミルクフォーマーといったパーツをそれぞれ洗浄する必要がありますが、カプセル式のコーヒーメーカーの場合は使用したカプセルを捨て、水を入れるタンクと受け皿を水道水で洗うだけで完了です。さらに、できたら一日の最後にカプセルを入れずにお湯だけを流す「湯通し」をすればより汚れが付きにくくなります。

数ヵ月に1回は専用の洗剤で湯垢洗浄をする必要がありますが、これも専用の洗剤を水タンクに入れてボタンを押すだけ、もしくは専用の洗剤が入ったカプセルをセットしてボタンを押すだけといった具合に、メンテナンスも大変お手軽です。

カプセル式コーヒーメーカーのデメリット
  • 1.一杯あたりのコストが割高

カプセル式コーヒーメーカーでコーヒーを淹れる場合、マシン専用のカプセルを購入する必要があります。対応するコーヒーメーカーやカプセルの種類によって値段は異なりますが、カプセル1個あたり60~100円近くとなり、他のコーヒーメーカーよりもコストパフォーマンスが良くないと言えます。

もちろん、カフェやコンビニでコーヒーを買うよりは安いので、毎日コーヒーやカフェラテなどを飲むという人にとっては節約になります。しかし、なるべく日々のコーヒー代を抑えたいという人には割高に感じるかもしれません。

 

  • 2.レギュラーコーヒーを抽出できるマシンが少ない

カプセル式のコーヒーメーカーの場合、対応するカプセルはエスプレッソの種類は豊富ですが、レギュラーコーヒーを抽出できるカプセルはあまりありません。カプセル式コーヒーメーカーの中には、レギュラーコーヒーを抽出できるタイプのモデルもあるので、レギュラーコーヒーもよく飲むという人はマシンを購入する際にレギュラーコーヒーにも対応しているかどうかをチェックしてみましょう。

 

  • 3.抽出中の音がうるさい

カプセル式コーヒーメーカーでコーヒーを抽出する際には、エスプレッソマシンと同じく高い圧力がかかるため、音が大きくうるさく感じる人もいるようです。

抽出時間はどのカプセル式コーヒーメーカーも30秒程度なので気にならない人も多いかと思いますが、寝室とキッチンが近い場合、深夜や早朝などはうるさいと感じてしまう人もいるかもしれません。

コーヒーメーカーの選び方のポイント

ここまでで上述したように、コーヒーメーカーは大きく分けるとドリップ式、エスプレッソ式、カプセル式の3つに分類することができ、さらに同じ種類のコーヒーメーカーでもスペックや値段、作れるコーヒーの種類なども異なってきます。メリット・デメリットもそれぞれ変わってくるので、どのようなポイントでコーヒーメーカーを選べば良いか以下に挙げます。

 

  • 1.飲みたいコーヒーの種類から選ぶ

まずは家でどんな種類のコーヒーを飲みたいか考えると、選ぶべきコーヒーメーカーも絞られてきます。

普段からレギュラーコーヒーしか飲まないという人は、ドリップ式のコーヒーメーカーで十分ですが、その中でも挽きたての豆にこだわったコーヒーを飲みたい人はミル付きのコーヒーメーカー、なるべく手軽に飲みたいという人はミルなしのコーヒーメーカーを選ぶと良いでしょう。

カフェラテやカプチーノをよく飲む人は、エスプレッソ式コーヒーメーカーかカプセル式コーヒーメーカーのどちらかに絞られてきます。その中でも、自分でこだわって一からエスプレッソを淹れたい人はエスプレッソ式コーヒーメーカー、手軽さを重要視する人や日替わりで色々なフレーバーのコーヒーを楽しみたいという人はカプセル式を選ぶのがおすすめです。

 

  • 2.お手入れのしやすさから選ぶ

コーヒーを毎日飲むという人は、お手入れのしやすさも重要なポイントです。パーツの少なさや毎日のお手入れの簡単さから見ると、カプセル式コーヒーメーカーが最も手軽と言えるでしょう。

カプセル式以外で検討する場合は、それぞれのコーヒーメーカーのパーツの数、洗いやすさといったポイントも考えながら検討しましょう。

 

  • 3.使う用途・家族の人数から選ぶ

一人で使うのか、家族みんなが使うのか、来客をもてなすために使うのかといった点も、重要なポイントです。家族の人数が多かったり、たくさんの来客に出すためにコーヒーを淹れたりしたい場合は、大容量のサーバーがついているドリップ式コーヒーメーカーを選ぶなど、一度に何杯のコーヒーを淹れることができるかというのも大事なポイントです。

 

  • 4.金額から選ぶ

コーヒーメーカーは種類によって金額にも大きな差があり、同じ種類のコーヒーメーカーでも付属している機能によって値段は大きく変わってきます。

ミルのついていないドリップ式コーヒーメーカーの場合、一番リーズナブルな価格のものだと1000円台から購入することができますが、自分の欲しい機能がついているかといった点や、上述したポイントとのバランスを考えて購入するのがおすすめです。

ツインバードの全自動コーヒーメーカー

全自動コーヒーメーカー6杯用(CM-D465B)

カフェ・バッハ

コーヒー界のレジェンド、田口護氏監修の全自動コーヒーメーカー。

田口氏が推奨する抽出温度・豆の粒度・豆の蒸らしを再現し、プロがハンドドリップで淹れたようなまろやかなコーヒーを抽出します。摩擦熱を抑えることで豆の風味を損なわない低速臼式フラットミルを搭載し、ステンレス製で錆びにくい、独自形状のミル刃を地元・燕三条地域で製造しました。挽き具合は粗・中・細の3段階調整が可能。83℃と90℃の2段階に調整できる抽出温度設定との組み合わせによって、深煎りは低め、浅煎りは高めといった具合に、自分流の楽しみ方を追求できます。また、抽出過程が見える独自構造により、抽出中の音や湯気、香りを五感で楽しむこともできます。

 

【田口護氏プロフィール】

カフェ・バッハ店主兼、株式会社バッハコーヒー代表。日本スペシャルティコーヒー協会理事。2000年沖縄サミットにて各国の首脳たちが集う晩餐会の締めくくりを飾るコーヒーにバッハ・ブレンドが選ばれ、好評を博す。2015年NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演。世界からレジェンドと評される。