【髪質・髪型別】ドライヤーの正しい乾かし方

【この記事ではこんなことが分かります】

・シャンプー後なるべく早く乾かしたほうが良い理由

・髪の毛を早く乾かすステップ

・髪質別の正しい乾かし方

・髪型別の正しい乾かし方

・髪の毛をドライヤーで乾かすときの注意点

髪の毛を洗ったら、なるべく早く乾かそう!

毎日ドライヤーを使う人は多いと思いますが、そのドライヤーの正しい使い方をしっかりと理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。ここでは、ドライヤーの正しい使い方や、髪の毛を傷ませずに乾かす方法速く乾かすためのステップなどを紹介します。

 

 

シャンプーをした後、タオルで髪を拭いてから髪の毛をすぐにドライヤーで乾かすという人はどれくらいいるでしょうか。お風呂から上がって着替え・スキンケアなどを終えたら、髪の毛が濡れたままくつろいだりしているという人も多いのではないでしょうか。髪の毛がそこまで長くないという人の中には、ドライヤーは使わずに寝るまでそのままで、自然乾燥で済ませてしまっているという人もいるかもしれません。また、ドライヤーの熱で髪の毛を乾かすよりも、自然乾燥したほうが髪の毛が傷まないのではと思っている人もいるかもしれません。

しかし、シャンプー後はなるべく時間が経たないうちに乾かすのが良いとされていいます。その理由は、シャンプーしてからすぐに髪の毛を乾かさないと、

 

・雑菌が増えて臭いやフケの原因となる

・枝毛などのダメージヘアが増える

・頭皮が冷えて白髪などが増える原因となる

 

この様な髪のトラブルの原因となってしまうためです。すぐにドライヤーをしないと、なぜこのようなことが起こってしまうのでしょうか。

雑菌が増えてニオイやフケの原因となる

シャンプーをしたあと、髪の毛や頭皮が濡れたまま放置していると、頭皮にもともとある常在菌が繁殖しやすくなり、ニオイの原因となってしまいます。また、菌が増えることで頭皮のかゆみやフケが増えたりする原因にもなってしまいます。

 

枝毛やダメージヘアが増える

髪の毛が濡れている時間が長くなると、髪の表面のキューティクルが開いて剥がれやすくなり、ダメージヘアの原因となってしまいます。キューティクルとは、髪の毛の表面を覆っている組織のことで、タンパク質が角質化したものが魚のウロコのように重なっている構造をしています。健康な髪の毛の場合、ウロコ状のキューティクルが閉じた状態であるため、髪の毛の内側の水分が損なわれないように保持し、外部の刺激から守る役割を果たしています。しかし、このキューティクルが開いてしまうと、内側の水分が失われやすくなり、外部の刺激からも守れなくなってしまいます。

髪の毛が濡れているとキューティクルが開きやすくなり、髪の毛内部の水分や栄養分が失われやすい状態です。そのため、髪の毛が濡れている状態が長く続くと、髪の毛のパサつきや枝毛といったトラブルが起きやすくなってしまいます。

髪の毛を早く乾かすステップ

このように、髪の毛が濡れている時間が長いほど、頭皮のトラブルや髪の毛のダメージに繋がってしまうため、シャンプー後はなるべく早くドライヤーで乾かすのがおすすめです。健康で美しい髪の毛を保つために、早く乾かすステップをご紹介します。

  • 1.タオルドライ

シャンプーをしたら、まずはタオルで水分をしっかり吸い取りましょう。タオルドライするときは力を入れてゴシゴシと擦ってしまうと髪の毛が傷んでしまうため、力を加えすぎないように気をつけましょう。タオルで髪の毛の根本全体の水分を吸い取ったら、髪の毛をタオルで挟むようにしてからポンポンと押さえ、毛先の水分まで取っていくようにしましょう。ここでしっかりと水分を取っておくと、ドライヤーにかける時間を短縮することができます。

また、ドライヤーの熱から守るトリートメント剤をつける場合は、タオルドライが終わったタイミングでつけるようにしましょう。さらに、毛先が絡まっていると、ドライヤーで乾かしにくいため、そのような場合はタオルドライ後に目の粗いコームで毛先の絡まりを解してからドライヤーをするのがおすすめです。

 

  • 2.強温風で根本から乾かす

ドライヤーは温風・冷風のほかに風の強さも設定できるものが多いと思います。しっかりとタオルドライをしたあとは、一番乾きにくい根本から乾かしていきましょう。髪の毛の根本は髪の毛が集中しているため水分が蒸発しにくく、根本をいかに早く乾かすかでドライヤーにかかる時間が変わってきます。素早く乾かすために、この時はドライヤーの強温風を使い、全体の8割程度を一気に乾かすようにしましょう。髪の毛を少し引っ張るようにして、温風が根本に通りやすいようにしながら乾かすとより速く乾かすことができます。

 

  • 3.弱温風で毛先まで乾かす

髪の毛全体の8割程度まで乾かせたら、弱風にして毛先やクセが出やすい部分を整えるように乾かしていきます。

クセが出やすい前髪や、はねやすい毛先などを軽く引っ張りながら、なりたい髪型や髪の毛の流れを完成させるようなイメージで乾かしていくのがコツです。

 

  • 4.冷風で仕上げ

最後に、冷風で仕上げをします。髪の毛に冷風を当てることにより、シャンプーとドライヤーの熱で開いたキューティクルをきゅっと引き締め、サラサラでツヤのある髪に仕上げることができます。また、髪の毛は「ケラチン」と呼ばれるたんぱく質から構成されているため、冷風を当てることで固まる性質を持っています。くせ毛が気になるひとや、前髪などの毛流れが気になるひとは、温風でくせを伸ばしたり毛流れを作ったりしたあと冷風を当てると、思い通りの髪型にキープしやすくなるというメリットがあります。

髪質別の正しい乾かし方

基本的なドライヤーの使い方は上述した通りですが、人によって髪質は様々で、それぞれの髪質に合ったドライヤーの使い方や乾かし方があります。ここでは、髪質別の正しい乾かし方を紹介します。

【くせ毛の人】

くせ毛が気になる人は、特にシャンプー後すぐ乾かすようにするのがおすすめです。髪の毛が濡れたまま放置されている時間が長いほど、くせが出やすくなってしまうためです。まずは熱風で根本を乾かし、全体の8割程度が乾いたら、その後はブラシを使って乾かしていきます。くせが気になる部分にブラシを当て、くせを伸ばすように軽く引っ張りながらドライヤーを当てていくのがポイントです。

最後に、髪の毛が完全に乾ききる前に温風をかけるのを止めて、冷風を当てるようにします。こうすることで髪の毛にツヤが出て、クセが再び出てくるのを防ぎやすくしてくれます。

 

【髪の毛のボリュームが多い人】

髪の毛が広がりやすく、膨らんでボリュームが出てくるのが悩みという人も、ドライヤーの使い方で広がりを抑えることができます。髪の毛が広がってしまうのは、根本にボリュームが出てしまうためなので、根本のボリュームを抑えるようなドライヤーのかけ方をすれば広がりを抑えることができます。

まず、タオルドライした後は根本から乾かすのは基本の通りですが、あまり乾かしすぎず、半乾きくらいの状態で一度ドライヤーを止めます。その後、髪の毛を下の方に引っ張るようにしながら、ドライヤーの温風を上から下へかけていきます。仕上げに冷風を当ててツヤを出したら完成です。冷風を当てるときも上から下へかけるようし、根本のボリュームが出ないようにするのがポイントです。

また、髪の毛の広がりや根本のボリュームが気になる人は、ドライヤーをかける前に重めのトリートメント剤をつけてから乾かすのもおすすめです。オイルタイプやミルクタイプのトリートメントをつけてから乾かし、乾いたあとにも毛先を中心にトリートメントをつけると、髪の毛の広がりを抑えてくれます。

 

【髪の毛のボリュームが少ない人】

髪の毛のボリュームが少ない人は、ドライヤーで髪の根本のボリュームを出すのが重要です。

まず、根本を乾かす際はドライヤーの温風を下から上に当て、髪の毛の流れに逆らうように乾かしていくのがポイントです。その後、全体的に乾かす際にも、髪の毛の流れとは逆方向に髪の毛を軽く引っ張りながら乾かしていくと、根本が立ち上がりやすくなりボリュームアップ効果を期待できます。最後に、冷風を当てることによって根本の立ち上がりをキープしやすくなるため、忘れないようにしましょう。

髪型別の正しい乾かし方

ショートヘアからロング、ストレートヘアやパーマヘアまで、様々な髪型ごとにも適した乾かし方があります。

【ショートヘアの乾かし方】

ショートヘアの場合は、髪の毛が短い分襟足が浮きやすいなどの悩みが増えることが多いかと思います。また、ショートヘアの場合はトップのボリュームが出ていないと髪型が決まらないと感じる人も多いのではないでしょうか。そのような時は、基本の乾かし方をもとに髪の毛の場所ごとに乾かし方を変えながら乾かしていきましょう。

襟足が浮きやすい場合は、ドライヤーの風を下から当てるのはやめて、襟足の髪を少し引っ張りながら上から温風を当てて乾かしていくのがコツです。仕上げに、手で押さえて冷風をかけると襟足が浮きにくくなります。

トップにボリュームを出したい場合は、最初に根本を乾かす際に、根本を立ち上げるようにして乾かしていきましょう。分け目がパックリと割れてしまうのが気になる人は、分け目付近の髪の毛の流れに逆らうように温風を当てていくのがポイントです。

【ボブ・ミディアムヘアの乾かし方】

ボブヘアやミディアムヘアの人に多い悩みは、毛先が肩にかかるためはねやすいという点です。そのような場合は、はねやすい部分の髪を手でもち、顔の前方向に引っ張って乾かすとはねにくくなります。その際、ドライヤーは前からではなく後ろから風を当てるようにしましょう。その後、冷風をかけてはねていない状態がキープされやすいようにするのも忘れないようにしてください。

【ロングヘアの乾かし方】

ロングヘアの人は、乾かすのに時間がかかる、毛先が傷みやすいという悩みを持つ人が多くいます。なるべく早く髪の毛を乾かすには、先述した「髪の毛を早く乾かすステップ」に沿って乾かしていくのがコツですが、さらに早く乾かしたいという場合は専用のグッズを使ってみたり、早く乾かすことに特化したドライヤーに変えてみたりするのもおすすめです。マイクロファイバーを使った吸水性の高いタオルや、ドライヤーの熱から髪の毛を守ると同時に時短効果もあるヘアスプレーなどのグッズも販売されているので、ロングヘアの人にはおすすめです。

【パーマヘア】

パーマをかけている人がドライヤーするときの悩みの一つは、「パーマが取れやすい」ということではないでしょうか。ドライヤーをかけるとパーマが取れてしまうからといって、自然乾燥するのは髪の毛のためにもおすすめできません。

パーマヘアの人は、根本を乾かしたあとはパーマ部分を伸ばさないように弱風を当てていくのがポイントです。毛先に大きなカールがある場合は、指に毛先を巻き付けてカールを再現するようにしながら、温弱風を当てて乾かしていきましょう。男性の方やショートヘアで全体にパーマがかかっているヘアスタイルの人は、カールしている部分を手で握ってカールを再現させるようにして乾かしていくのがコツです。最後に、冷風を当てて仕上げるとカールが落ちにくくなります。

髪の毛をドライヤーで乾かすときの注意点

髪の毛に負担をかけずに乾かすためには、いくつか注意するべき点があります。

 

温風を一ヵ所に当て続けないようにする

温風を同じ場所に当て続けていると、キューティクルが傷んだり髪の毛がダメージを受けたりする原因になります。ドライヤーをかけるときは小刻みに左右上下に振りながら温風を当てるようにしましょう。ただ、最近では低温度のドライヤーも発売されており、ドライヤーによっては振らずに乾かすことを推奨しているものもあるので、取扱説明書を確認して使用するようにしましょう。

 

適度に離してかける

ドライヤーを髪の毛や顔に近づけすぎると、ダメージや火傷の原因になります。10センチ以上離してドライヤーの風を当てるようにしましょう。最近では低温度のドライヤーも発売されており、商品によっては5センチまで近づけて乾かすことを推奨しているものもあるので、取扱説明書を確認して使用するようにしましょう。

 

オーバードライに注意

髪の毛をしっかり乾かそうとするあまり、オーバードライ(乾かし過ぎ)の状態にならないように気をつけましょう。髪の毛を毛先まで完全に乾かしてしまうと、オーバードライ状態になりダメージの原因となってしまいます。根本をしっかりと乾かしたあとは、8割から9割程度乾かしてドライヤーを終えるようにしましょう。

ツインバードのドライヤー
ケアドライヤー TB-G008JPW

ケアドライヤーは、低温度・低風量と新開発“ケアフィルター”によって、髪をダメージから守りながら乾かすことができるドライヤーです。遠赤外線を発生させる、独自開発の十字形「ケアフィルター」を搭載。均等な低温度の風をおくり、優しく髪を速乾させます。