ダメージヘアの原因を知ってサラサラに!傷む原因とヘアケア方法

【この記事ではこんなことが分かります】

・ダメージヘアの原因とは?

・髪が傷むと(ダメージヘアになると)どうなる?

・うるツヤ髪になるために!試したいヘアケア方法

・低温度・低風量のドライヤーでダメージヘアを予防!

ダメージヘアの原因とは?

見た目の印象を大きく左右する髪の毛は、傷んでしまうと枝毛や切れ毛が増え、ツヤが無くなってパサついてしまいます。ダメージヘアの原因には、様々なものがあります。ダメージヘアにならないためのヘアケア方法を知って、ツヤのあるサラサラヘアーを目指しましょう。

 

ダメージヘアになってしまう原因は外部からの刺激によるものが多く、以下のような原因があります。

 

カラーリングやパーマによるダメージ

ドライヤーやヘアアイロンなどの熱によるダメージ

紫外線によるダメージ

誤ったシャンプーによるダメージ

誤ったヘアケア方法によるダメージ

カラーリングやパーマによるダメージ

髪の毛を染めたり、パーマを繰り返したりすることによって髪の毛が傷んでいくのは知っている人も多いと思います。髪の毛を染めるためのヘアカラー剤やブリーチ剤は、薬品に含まれている成分が髪の毛の表面にあるキューティクルを開き、髪の毛の内部の色素を脱色したり色素を定着させたりする作用があります。

キューティクルは髪の毛の表面を覆っている組織のことで、タンパク質が角質化したものが魚のウロコのように重なっている構造をしています。健康な髪の毛の場合、ウロコ状のキューティクルが閉じた状態であるため、髪の毛の内側の水分が損なわれないように保持し、外部の刺激から守る役割を果たしています。ヘアカラー剤やブリーチ剤を使うことによってこのキューティクルが開いてしまうと、内側の水分が失われやすくなり、外部の刺激からも守れなくなってしまいます。

ヘアカラー後にしっかりとトリートメントをして、その後も普段からヘアケアをしっかりとしていればダメージを抑えることができますが、何度もカラーリングやブリーチを繰り返すとキューティクルが開きやすくなってしまい、結果としてダメージヘアになってしまいます。

パーマは、髪の毛の主成分である「ケラチン」というタンパク質を薬剤で断ち切り、好みのカールに成形してから別の薬品で再結合させてカールが固定されるという仕組みでできています。そのため、髪の毛の主成分であるタンパク質が変性することによりダメージヘアの原因になります。

 

過度なドライヤーの使用やヘアアイロンなどの熱によるダメージ

上述したように、髪の毛は「ケラチン」というタンパク質の一種が主な成分です。そのため、ドライヤーやヘアアイロンなどの熱が過度にかかると、ダメージヘアの原因となります。

ドライヤーの場合、適切に使っていれば髪の毛に当たる部分の温度は70℃程度となるため、実はそこまで深刻なダメージの原因とはなりません。ただし、ドライヤーを髪の毛に近づけすぎたり同じ部分にずっとドライヤーの温風を当て続けたりしていると、ダメージヘアの原因となってしまいます。また、髪の毛を完璧に乾かそうとするあまり、オーバードライ(乾かし過ぎ)の状態になると髪の毛にダメージを与えてしまいます。

一方、ヘアアイロンは高温のアイロンで髪の毛を挟み、カールを作ったりクセを伸ばしてストレートにしたりするものです。このようなヘアアイロンは、100℃程度から高温のものになると200℃近い温度にまで設定できるものがあります。高温のアイロンで髪の毛を直接挟んだり引っ張ったりすると、髪の毛が熱変性してしまいダメージヘアの原因となります。

 

紫外線によるダメージ

紫外線がお肌に良くないということを知っている人は多いかと思いますが、実は紫外線はお肌だけではなく髪の毛にもダメージを与えてしまいます。紫外線を浴びると、髪の毛の表面にあるキューティクルが傷ついて剥がれ、髪の毛の内部の栄養や水分を守ることができなくなってしまいます。結果として、パサつきや枝毛といったダメージヘアの原因となってしまうのです。

 

誤ったシャンプーによるダメージ

ヘアケアの基本とも言えるシャンプーですが、正しい洗い方をしないと逆効果になってしまう可能性もあります。

髪の毛の表面を覆っているキューティクルは、濡れていると開くという性質を持っているため、シャンプーの際に強く擦って洗ったり、一日に何度もシャンプーをしたりしているとダメージヘアの原因となってしまいます。また、自分の髪の毛や地肌の状態に適していないシャンプーを使い続けることも、髪の毛のダメージに繋がります。洗浄力の強すぎるシャンプーを使い続けていたり自分の髪に合ったトリートメントを使わないでいたりするといったことも、長期間続くとダメージが髪の毛に蓄積していってしまいます。

 

誤ったヘアケア方法によるダメージ

先述したように、髪の毛に熱を加えることはダメージの原因になりますが、ドライヤーの場合は髪の毛から適切に離して使う、一ヵ所に温風を当てすぎないといったことを守って適切に使えば、ダメージになることはありません。ドライヤーで髪の毛を乾かすよりも自然乾燥のほうが髪の毛が傷まないと思いがちですが、実は髪の毛は濡れている時間が長ければ長いほどダメージを受けやすいとされています。

髪の毛の表面にあるキューティクルは濡れると開いて剥がれやすくなるため、自然乾燥させていると髪の毛内部の水分や栄養分が失われやすい状態が続きます。

また、「髪の毛を乾かさずに濡れたまま寝る」というのも、髪の毛に大きなダメージを与えてしまう習慣です。繰り返しお伝えしているように、髪の毛のキューティクルは濡れると開いて剥がれやすくなっています。その状態で寝ると、枕などの摩擦、キューティクルが開いた状態の髪の毛同士の摩擦などで、大きなダメージになってしまいます。

髪が傷むとどうなる?

このように、髪の毛が傷んでしまう原因には様々なものがあります。髪の毛が傷むと、以下のようなことが起こります。

毛先が絡まる

髪の毛がダメージを受けていると、キューティクルが開いた状態になり、髪の毛同士が引っ掛かりやすくなります。特に毛先は乾燥しやすいため、毛先が絡まりやすくひどいと毛玉のようになってしまう場合もあります。

 

パサつき

キューティクルが開いた状態が続くと、髪の毛の内部にある水分や栄養を守ることができず、パサつきの原因になります。髪の毛がパサパサしていると、ツヤがなくまとまりの悪い状態になってしまいます。

 

うねり、広がり

髪の毛のダメージは、うねりや広がりの原因にもなってしまいます。髪の毛のうねりは、髪の毛内部の水分量のバランスが変わることで起こります。髪の毛が傷むことによって内部の水分量が減りうねりが出るようになると、思ったようなヘアスタイルにセットすることができなくなったり、クセが気になるようになったりしてしまいます。

 

枝毛

髪の毛にダメージが蓄積されていくと、毛先が枝分かれしたり、髪の途中から裂けたりしてしまう「枝毛」ができてくることがあります。

ダメージが蓄積され、髪の毛内部の水分や栄養がなくなってスカスカになってしまうと、髪の毛の繊維が縦に裂けやすく、枝毛となって現れます。枝毛になるほど傷んでしまった髪の毛は自己修復することができないため、一度枝毛ができてしまったら治すことはできません。

 

切れ毛

切れ毛は、その名の通り髪の毛が途中で切れてしまう状態のことです。髪の毛に負担が大きいブリーチ(脱色)などを繰り返していると、髪の毛の根本近くで切れ毛が起こってしまうこともあります。髪の毛の水分や栄養が流れ出てしまっているため、少し髪の毛を引っ張るだけでプチっと切れてしまうこともあります。

 

ヘアカラーの退色

髪の毛を染めること自体が髪の毛にダメージを与える原因となりますが、髪の毛が傷んでいるとヘアカラーの色が落ちる(退色)サイクルも短くなってしまいます。ヘアカラーは、薬剤で髪の毛の表面にあるキューティクルを開き、髪の毛の内部の色素を脱色したり色素を定着させたりして着色しています。どんなに健康な髪の毛の場合でも、一定期間が経てば髪の毛から色素は徐々に落ちていきますが、ダメージヘアの場合は髪の表面のキューティクルが開いている状態であるため、健康な髪の毛よりも色素が抜けやすくなってしまうのです。

うるツヤ髪になるために!試したいヘアケア方法

パサついた髪の毛や枝毛・切れ毛だらけの髪の毛は、清潔感もなく見た目のイメージもあまり良くありません。ここでは、うるおいのあるツヤ髪になるためのヘアケア方法をご紹介します。

基本のシャンプー

健康で美しい髪の毛になるためのヘアケアの基本は、正しくシャンプーをすることです。しっかりと汚れを落とそうとするあまり、力を入れてゴシゴシと擦ったりしていると、摩擦で髪の毛が傷んでしまうこともあります。

まず、シャンプーをする前はブラッシングをしておくと髪の表面の汚れやスタイリング剤などが落ちやすくなり、その後のシャンプーの泡立ちも良くなります。優しくブラッシングしたあと、シャワーで髪の毛と頭皮を十分に濡らします。シャンプーを適量手に取り、手のひらで泡立てるようにしてから、頭皮に広げて馴染ませます。その後、指の腹で頭皮を優しくマッサージするように洗っていきます。髪の毛をゴシゴシと擦るのは、摩擦が起こって髪の毛が傷んでしまうのでやめましょう。最後に、すすぎ残しがないようにしっかりとシャワーで洗い流して完了です。

 

トリートメント

シャンプー後、髪の毛の水分をしっかり切ったら、トリートメントをつけます。注意する点としては、頭皮にはつけず髪の毛の毛先から中心にかけてトリートメントを手で馴染ませていきます。しばらく時間をおくとトリートメント成分が浸透しやすくなりますが、ダメージが酷いときはトリートメントを馴染ませたあとに蒸しタオルで髪の毛を包んでおいておくと、よりトリートメント効果を期待することができます。

その後、すすぎ残しやぬるつきが残らないようにしっかりとシャワーで洗い流します。

 

ドライヤー

シャンプー・トリートメントが終わったら、なるべく早くドライヤーで髪の毛を乾かしましょう。髪の毛が濡れている時間が長ければ長いほど、キューティクルが開いた状態が続き髪の毛の水分や栄養を保てなくなってしまうからです。

シャンプー後、毛先の絡まりやきしみといったダメージが気になるときは、タオルドライ後にアウトバストリートメントをつけてからドライヤーをかけるのがおすすめです。これらは「洗い流さないトリートメント」という商品名でも販売されており、オイルやミルク、クリームなど様々なタイプがあるため、ダメージ状態や使用感の好みなどによって選びましょう。タオルドライ後に毛先につけてからドライヤーをかけることによって、ドライヤーの熱から髪の毛を守り、潤いとツヤを出してくれる効果があります。

低温度・低風量のドライヤーで髪の傷みを予防!

先述したように、ドライヤー自体は適切に使えば髪の毛に深刻なダメージを与えることはあまりないとされています。しかし、極力髪の毛に与えるダメージを減らしたいという人や、髪の毛が長くてドライヤーをかけている時間が長いという人は髪の毛をダメージから守りながら乾かしてくれるタイプのドライヤーを使ってみるのもおすすめです。

最近は、髪の毛を速く乾かしつつもダメージから守ってくれる機能のついたドライヤーも様々なメーカーから発売されています。美髪になれるドライヤーを選びたい人は、オーバードライを防ぐために低温設定ができるか、髪のうるおいアップに効果があると言われているイオン系の機能がついているかなどを目安に選ぶと良いでしょう。

また、速く乾かすためには、ドライヤーの風量が大きいほど良いと思いがちです。実際、家電量販店のドライヤー売り場や通販サイトの商品説明欄には風量の大きさが記載されており、大風量がアピールポイントのモデルも数多く発売されています。しかし、最新のモデルの中には、髪の毛のダメージの原因となる摩擦を最小限に抑えるために低風量設計されているドライヤーも発売されています。髪のダメージが気になる人、髪が傷むのを予防したいという人は、このようなドライヤーを検討してみるのもおすすめです。

ツインバードのドライヤー
ケアドライヤー TB-G008JPW

ケアドライヤーは、低温度・低風量と新開発“ケアフィルター”によって、髪をダメージから守りながら乾かすことができるドライヤーです。遠赤外線を発生させる、独自開発の十字形「ケアフィルター」を搭載。均等な低温度の風をおくり、優しく髪を速乾させます。