新生活の1人暮らしは冷凍室の容量が超重要!

一人暮らしの冷蔵庫を選ぶときのポイント

進学や就職で一人暮らしをスタートさせる人が増える季節は、家電を一式新調するという人も多いのではないのでしょうか。その中でも、毎日の暮らしに欠かせない冷蔵庫は多くの人にとっても必需品です。 

一人暮らしを始める際、冷蔵庫を選ぶ基準は大きさや金額くらいで、あとはどれも似たり寄ったりなのではないかと思っている人も多いのではないでしょうか。しかし、一口で一人暮らしといっても、おすすめの冷蔵庫はそれぞれの生活スタイルによって異なります。特に、自炊をよくするかどうか、もしくはあまり自炊はせず、食事は外食か買ってきたもので済ますかどうか、という点から見ると、冷蔵庫を選ぶときのポイントも変わってきます。

ここでは、一人暮らしの冷蔵庫を選ぶ際のポイントを紹介します。

 

1.サイズから選ぶ

一人暮らしをスタートする時、地域にもよりますがワンルームや1Kといった間取りの部屋に住む人が多いかと思います。そのような間取りの部屋はキッチンもあまり広くはなく、冷蔵庫を置くスペースも限られていることがほとんどです。そのため、限られたスペースにおける冷蔵庫を選ぶのが大切です。

 

一人暮らし用の小型冷蔵庫の場合、100リットル以下のミニ冷蔵庫から200リットル前後のしっかりとした容量のある冷蔵庫まで、幅広い選択肢があります。基本的に、必要となる冷蔵庫の容量は70L(1人当たり)×家族の人数+100L(常備)+70L(予備)という計算式で求められます。しかし、必要な冷蔵庫の容量は、普段の食事が自炊派か外食派かどうかでも変わってきます。また、同じ自炊派でも毎日料理をする人と休日だけ自炊する人では必要な容量も異なってきます。

冷蔵庫を買った後、「もっと容量が必要だった」となったり、逆に「こんなに大きな冷蔵庫は必要なかった」と後悔したりしないためにも、自分の生活スタイルと冷蔵庫のサイズのバランスを考えておくと良いでしょう。

・100リットル未満

100リットル未満の冷蔵庫は、ほとんどが1ドアのコンパクトなものになります。100リットル未満となると、野菜や果物、肉や魚類などの生鮮食品や作り置きのおかずなどを保存するには物足りない容量なので、普段からよく自炊するという人はもっと容量が大きいタイプの冷蔵庫を検討したほうが良いでしょう。

逆に、ほとんど自炊をしないので生鮮食品を入れておくことがあまりなく、飲み物やちょっとした冷凍食品などを入れておくことをメインにしたい人、冷蔵庫を置く十分なスペースがないため、とにかくコンパクトさを求めたいという人にはおすすめです。

 

・110~140リットル

あまり自炊はしないけれど、ある程度の容量は欲しいという一人暮らしの方におすすめです。スーパーで買ったお惣菜やお弁当などを家でよく食べるという人や、こまめにスーパーに行ってあまり買いだめはしないという人はこのサイズがぴったりです。最低限の飲み物以外にも、牛乳や卵、納豆、ヨーグルトといった普段からよく消費する生鮮食品はもちろん、冷凍食品をやや多めに保存しておきたい人はこのくらいの容量があれば安心です。

このあたりのサイズになると、冷蔵庫の種類も多くお値段もお手頃なので選びやすくなると思います。多くの人が新生活をスタートさせる季節になると、家電量販店で「春の新生活応援フェア」などと銘打った家電一式のセット売りなどをよく見かけますが、そのようなセットに含まれる冷蔵庫はこのサイズのものが一般的です。

 

150~250リットル

普段から自炊をよくする一人暮らしの方におすすめの容量です。野菜や肉・魚類、調味料などをはじめ、作り置きのおかずも保存しておける大きさなので、スーパーで買ってきた材料が入りきらないという心配もありません。

このクラスの容量の冷蔵庫は、150リットルに近い容量なのか250リットルに近い容量なのかで機能などがかなり変わってくるため、事前に冷蔵庫のスペックをしっかり見ておくことが必要です。150リットル前後のものは基本的に冷蔵室と冷凍室のみというレイアウトのものが多く、野菜室などの部屋はついていないことがほとんどです。逆に200リットル以上の容量になってくると、野菜室やチルド室といった機能がついている冷蔵庫が多くなり、自炊をよくする人向けのものが増えてきます。

また、このクラスの容量の冷蔵庫を検討する際は、ドアポケットの収納力もチェックしておきましょう。ドアポケットは冷蔵室のドアの裏側に設置されている収納ポケットです。牛乳などの飲み物や調味料などを立てて保存できる場所なので、しっかりと深さがあり3段くらいに分かれているもの選ぶと便利です。

 

・300リットル前後

一般的には、二人暮らしの家庭におすすめの容量です。300リットル以上の容量になってくると、冷蔵室・野菜室・冷凍庫と3ドアに分かれているものが増えてくるため、夫婦二人暮らしの家庭や小さなお子さんがいる3人家族の家庭に適した容量になります。ですが、300リットル前後の冷蔵庫はリーズナブル価格のモデルがある場合もあるので、一人暮らしであっても十分なスペースがあればこのサイズの冷蔵庫を検討してみても良いと思います。特に、自炊をこまめにする人や、あまり頻繁にスーパーに行けないため食材はまとめ買いするという人は、生鮮食品や調味料、大きめの鍋なども保存できるこのあたりの容量の冷蔵庫も視野に入れても良いでしょう。

また、たくさんの人を呼んでホームパーティーなどで手料理を振る舞う機会の多い人も容量が大きめの冷蔵庫を選ぶと便利です。ビールやワインなどの飲み物も十分置いておけるので、晩酌が欠かせないという人にもぴったりです。

このあたりの容量になると、同じ容量の冷蔵庫でもメーカーやモデルによって各部屋の容量の割合が異なることもあるので、生活スタイルによってどのような冷蔵庫を選ぶかが重要になってきます。例えば、普段から野菜や果物などをたくさん保存する場合には野菜室が大きめの冷蔵庫、冷凍食品を買いだめしておいたり作り置きのおかずをフリージング保存しておいたりすることが多い場合は冷凍室の容量が大きい冷蔵庫といったように、ライフスタイルに合わせた冷蔵庫を選ぶのがポイントです。

 

また、冷蔵庫を置くスペースが限られているときは、容量だけでなく冷蔵庫自体のサイズもしっかり確認しておくことが大切です。設置スペースの周りの壁と冷蔵庫が近すぎると、冷蔵庫が放出する熱がこもってしまうこともあります。ですので、冷蔵庫の寸法は設置する場所の幅ギリギリになりすぎないよう、余裕をもって設置できるサイズにしておきましょう。

さらに、キッチンの設置スペースのほかにも、特にアパートやマンションで1階以上の部屋に冷蔵庫を設置する場合も注意が必要です。冷蔵庫を購入し、階段やエレベーターで部屋まで搬入する場合には、階段の横幅やエレベーターの扉の幅も事前に測っておきましょう。階段で搬入する際にもエレベーターで搬入する際にも、どちらも冷蔵庫の横幅に対して最低でも10センチ以上の余裕が必要です。

2.価格から選ぶ

一人暮らしをスタートする時は、引っ越し費用や家賃といった初期費用がかかるうえ、冷蔵庫以外の家電も揃える必要があるため、 なるべくリーズナブルな価格のものを選びたい人が多いと思います。低価格であればあるほど良いという人もいれば、価格と機能面などのバランスを考えたい人、ある程度の価格になっても良いから納得できる性能の冷蔵庫をセレクトしたい人まで、それぞれのライフスタイルや嗜好によって、選び方は様々です。

 

・1~2万円台

1ドア、もしくは冷蔵室と冷凍室に分かれた2ドアのコンパクトなタイプの冷蔵庫が豊富な価格帯です。低価格であるがゆえにラインナップは必然的に容量の少ない冷蔵庫が多くなりますが、キッチンに冷蔵庫を設置する十分なスペースがないなど、あまり冷蔵庫の機能やデザインなどにこだわりがなくコンパクトさを第一に求める人におすすめです。

また、この価格帯の冷蔵庫は海外製のものが多く、保証期間も短いものがほとんどです。あまり自炊をしない人で、短期間で引っ越しをするなどで冷蔵庫を買い替える予定がある場合には問題ありませんが、故障したときや何か不具合があった場合には保証がない場合もあるので注意が必要です。

 

・3万円台

この価格帯の一人暮らし向け冷蔵庫は、サイズやデザイン、機能などがバラエティ豊かに揃っているため、間取りやライフスタイルに合わせて選ぶことができます。特に一人暮らしの場合、自炊をあまりしない場合でも冷凍室の容量がしっかりある冷蔵庫がおすすめですが、この価格帯の冷蔵庫ならば冷凍室の容量も心配ないものが多いです。

また、上述したように、一人暮らしの場合でも150リットル程度あると普段から自炊をする人も満足できる容量になります。3万円台になると150リットル程度の冷蔵庫が増えてくるので、一人暮らしでもしっかりとした容量の冷蔵庫が欲しいという人は、このあたりの価格帯の冷蔵庫をチェックするのがおすすめです。

 

・4~5万円以上

この辺りの価格帯になると、ラインナップは容量が150リットル以上ある冷蔵庫が増えてきます。150リットル以上あれば、調理して余った料理や作り置きの常備菜、調味料などもしっかり保存することができます。普段から自炊する人や自宅に人を招く機会が多い人も満足できる容量なので、この辺りの価格帯の冷蔵庫を見ると良いでしょう。

3.お手入れのしやすさから選ぶ

一般的な家庭用冷蔵庫には、主に「コンプレッサー直冷式」「コンプレッサー間冷式(ファン式)」の2通りの冷却方式があります。 

コンプレッサー直冷式とは、冷蔵室・冷凍室の壁 にそれぞれ冷却器 が取り付けてあり、その冷気が直接庫内をめぐることによって冷やされる冷却方式です。冷気が直接庫内を流れるので、素早く食品を冷やすことができるのがメリットです。

ただし、直冷式の冷蔵庫は冷却器の周りに霜がつきやすいため、定期的に霜取りをしないといけないのが大きなデメリットです。直冷式の冷蔵庫は、扉を開け閉めするたびの冷蔵庫外の温かい空気が冷蔵室や冷凍室 内に流れ込み、その空気が冷却器の周辺で結露となったのちに凍り、霜がついてしまいます。霜が薄く張った状態であればぬるま湯で絞ったタオルなどで拭くだけで大丈夫ですが、こまめにお手入れをしていないと、気付かないうちにかなり厚い霜になってしまうこともあります。そうなると冷蔵庫の電源を切り、霜を溶かすという作業をしなければならなくなるので、時間も手間もかかってしまいます。

容量が100リットル未満の小型冷蔵庫は直冷式の割合が多いため、なるべく面倒な霜取りはしたくないという人は直冷式の冷蔵庫は避けておいたほうが無難です。

 

一方、容量100リットル以上になってくると増えてくるのが、「コンプレッサー間冷式(ファン式)」と呼ばれる冷却方式の冷蔵庫です。間冷式の冷蔵庫は、冷却器が冷蔵室や冷凍室 の外側に取り付けられており、ファンを使って冷気を庫内に送りこんで冷やすという方法で冷却されています。そのため、間冷式の冷蔵庫には霜がつきにくいのが特徴です。また、間冷式冷蔵庫の多くには自動霜取り機能のヒーターがついているため、もし霜がついても自動で処理してくれます。

現在は間冷式が家庭用冷蔵庫の主流となっていますが、容量が小さい冷蔵庫にはまだまだ直冷式のものあります。コンパクトな冷蔵庫を購入する際には、冷却方式が直冷式か間冷式か確認しておきましょう。

4.機能から選ぶ

近年発売されている冷蔵庫は、冷蔵室・冷凍室だけでなく、野菜室やチルド室、パーシャル室など、食材や用途に応じてより適した温度条件で保存できるよう、細分化が進んでいます。

容量が100リットル未満の小さいサイズの冷蔵庫の場合は、1ドアで冷蔵室と冷凍室に分かれたシンプルなつくりのものが多いですが、より大きなサイズのものになってくると、冷蔵室・冷凍室のほかにも野菜室やチルド室、パーシャル室といった部屋のある冷蔵庫も選択肢に入ってきます。

自炊をほとんどしない人にはあまり関係ないかもしれませんが、生鮮食品をよく買う人、自炊する頻度が高い人、常備菜を作ることが多い人には、食材の保存に特化した機能した部屋は魅力的なポイントです。ここでは、冷蔵室・冷凍室以外の部屋の特徴や、保存に適した食材を紹介します。

  • チルド室(チルドルーム)

  • 野菜室

・チルド室(チルドルーム)

温度:0~2℃

チルド室は、メインとなる冷蔵室の中にあることが多い部屋です。冷蔵室の温度が一般的に3~6℃であるのに対して、チルド室は0~2℃前後とより低い温度設定となっています。食品内の水分が凍る直前の状態での保存ができるため、冷蔵室よりも長く食材の鮮度を保つことができます。冷凍せずに保存したいお肉、魚、納豆や漬物・キムチなどの発酵食品の保存に向いています。

・パーシャル室

温度:-3℃~-1℃

パーシャル室は、一人暮らし向けの小さいサイズの冷蔵庫に備え付けられていることはあまりありませんが、一定容量以上の冷蔵庫にはついていることもあります。チルド室と混同されやすい機能ですが、温度が-3℃~-1℃とチルド室よりもさらに低温に設定されているのが特徴です。チルド室で保存した食材は「水分が凍る直前の状態」になるのに対し、パーシャル室は氷点下の温度となっているため、保存された食材は「微凍結状態」となります。冷凍室で保存するように完全に凍ることがないため、薄切り肉や魚など完全に凍ってしまうと扱いにくい食材をより長く保存するのに向いています。

・野菜室

温度: 3℃~8℃

野菜室も一人暮らし向けの冷蔵庫にはあまりついていませんが、一定容量以上の冷蔵庫には備え付けられていることがあります。温度設定が3℃~8℃と冷蔵室よりもやや高めになっているのが特徴で、その名の通り野菜や果物をより新鮮に保つことができます。

野菜や果物の中には、あまり低温で保存しておくと低温障害を起こし、傷んでしまうものも多くあります。そのため、野菜室の温度は冷蔵室よりも高めになっており、野菜や果物をより新鮮に長く保存できるようになっています。また、野菜や果物の中には、乾燥に弱いものも多くあります。冷蔵室の中は乾燥しやすいため、湿度を保つモイスチャー機能が搭載されていたり、植物が自身を熟成させるために発するエチレンガスを吸着・分解する機能が搭載されている野菜室もあったりと、野菜や果物をより長く新鮮に保つための工夫がされています。

 

さらに、野菜・果物以外に野菜室で保存するのに適している食品も多くあるので、冷蔵庫に野菜室が備え付けてあると大変便利です。例えば、お米は冷暗所に保管しておくのが良いとされていますが、家の中に適した場所がない場合は野菜室で保存するのがおすすめです。その他にも、小麦粉をはじめホットケーキミックスやてんぷら粉といった粉もの類の保存にも適しています。粉類はあたたかい常温の場所に置いておくと、劣化しやすく虫もつきやすい食品ですが、野菜室に保管しておけばそのような心配も少なくなるため安心です。

これらの食品以外にも、温度変化に敏感なワインなども数本なら野菜室に保存しておくのがおすすめです。ワインは保管状況によって味が左右されやすく、15℃前後かつ湿度が適度にある場所がもっとも保管に適しているとされています。家の中でそのような環境を用意するのが難しい場合は、冷蔵室よりも温度が高く湿度もある野菜室に保存しておくのが良いでしょう。

・除菌機能・脱臭/消臭機能

冷蔵庫は様々な食品を保存する場所である以上、どうしても臭いが気になってしまうことがあります。臭いの強いものを保存しておくと、他の食品に臭いが移ってしまうこともあるため、脱臭機能がついていると安心です。メーカーごとに庫内の菌を除菌してくれる機能がついており、これらの機能は冷蔵庫内で臭いが発生するのも抑えてくれるため、脱臭・消臭効果が期待できます。

・自動製氷機能

冷蔵庫によっては、自動製氷機能がついているものあります。普段から冷たい飲み物が好きで氷を使うことが多かったり、家に人を招くことが多く氷をよく使ったりする人には便利な機能です。ただし、自動製氷機能のある冷蔵庫は、給水タンクや氷を溜めておくスペースが必要なため、必然的にその他のスペースが狭くなります。そのため、1人暮らし向きの容量が少ない冷蔵庫にはついていないことも多いです。自動製氷機能が必要な人は、冷蔵庫全体の容量と合わせてチェックするのがおすすめです。

・省エネ性能

冷蔵庫を新しく購入するとき、誰しも本体の値段をなるべく抑えたいと思うのは当然のことですが、意外に見落としがちなのはランニングコストです。冷蔵庫にかかる電気代は大きければ大きいほど高くなるから、一人暮らし向けの小型冷蔵庫の電気代はそんなにかからないのではと思いがちです。しかし、実際には容量の大小に関わらずそれほど電気代は変わらず、むしろ大型の冷蔵庫のほうが電気代は安くなる傾向にあるというデータもあります。近年発売されている冷蔵庫には省エネ性能に優れたものも多くあるので、消費電力の大きさをチェックしてみるのもおすすめです。

選んだ冷蔵庫が省エネ機能に優れているかどうかは、その冷蔵庫の「省エネ基準達成率」を見てみるとよく分かります。省エネ基準達成率とは、省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)により定められた製品ごとに、設定された省エネ性能の目標基準値をどの程度達成しているかをパーセンテージで表した指標です。つまり、省エネ基準達成率が大きければ大きいほど省エネ性能に優れているということが分かります。

冷蔵庫の本体やカタログには省エネルギーラベルというラベルが提示されており、省エネ基準達成率に従って5つ星から1つ星で表示してあります。省エネ基準達成率が100%以上のものは5つ星表示となるため、省エネ性能を重要視する人はこのラベルをしっかりチェックしてみると良いでしょう。

・静音機能

冷蔵庫は基本的に24時間稼働しているため、稼働音が大きいと気になるという人もいるかもしれません。特に一人暮らしの部屋の場合、冷蔵庫を置いているキッチンと寝る場所が近くなりがちなので、音の大きさも重要になってきます。最近発売されている冷蔵庫は静音設計のものも多いですが、型が古いものや中古品の冷蔵庫などは音の大きさが気になってしまうこともあります。

どの程度の音の大きさであれば静かと感じるかはかなり個人差がありますが、一般的に25dB (デシベル)前後のものが静音設計と呼ばれています。特に睡眠時などに小さな物音でも目が覚めてしまうタイプの人などは、静音設計の冷蔵庫を選ぶのがおすすめです。

また冷蔵庫の音というと、稼働音がどの程度なのかに注目しがちですが、見落としがちなのは自動製氷機能によって作られた氷の落ちる音です。冷蔵庫についている自動製氷機能は、給水タンクに入っている水が製氷皿に送られ、凍って氷になると自動的に貯氷ケースに氷を落として溜めておいてくれる機能です。氷がケースに落ちるとき、「ガラガラガラ」と大きな音がするため、寝ている時には目が覚めてしまうという人もいます。自動製氷機能はとても便利な機能ですが、あまり頻繁に氷を使う必要がない人は自動製氷機能が必要かどうかという点にも注目して冷蔵庫を選んでみましょう。

5.レイアウト・デザインから選ぶ

一人暮らしを新たにスタートさせるときは、お部屋のインテリアを好みのテイストにするのが楽しみという人も多いかもしれません。単身者向けの部屋の場合、ワンルームや1Kといった間取りが多いため、キッチンに置く冷蔵庫も目につきやすくなります。部屋全体のインテリアにこだわりたい人は、金額やサイズ、容量といったポイント以外にも、カラーやデザインも吟味して選択すると楽しみが増えるでしょう。

一般的に、冷蔵庫は白・黒・シルバー・ブラウンといったインテリアから浮かないカラーのものが多いのですが、コンパクトな冷蔵庫の中にはカラフルなカラーのものだったり、レトロなデザインだったりとお洒落なものも多くあります。自分のお気に入りの色やデザインの冷蔵庫を選ぶと、家に帰るのも楽しみになりそうです。

また、白・黒・シルバー・ブラウンといったベーシックなカラーのものでも、扉がミラーガラスだったり木目調だったりとスタイリッシュなデザインのものもあります。インテリアにこだわりがある人は、冷蔵庫のデザインにもこだわってみるのがおすすめです。

 

また、見た目のデザインだけでなく、冷蔵庫自体のレイアウトも様々なものがあります。冷蔵室と冷凍室だけに分かれている容量の少ないタイプの冷蔵庫でも、冷凍室が上にあるタイプと下にあるタイプに分かれており、生活スタイルに合わせて選ぶことができます。

さらにもう少し容量が大きく野菜室などがある場合は、野菜室が一番下にあるタイプ、真ん中にあるタイプと分かれているので、実際に店舗で見てみて使いやすいほうを選ぶのが良いでしょう。

さらに、一人暮らし向けのコンパクトな冷蔵庫を選ぶ際は、天板の耐熱温度が高く耐荷重量がしっかりあるものを選ぶのがおすすめです。一人暮らし用の部屋はキッチンもあまり広くないことが多いため、冷蔵庫の上に電子レンジやトースターを置いてスペースを有効活用したい人もいるかと思います。冷蔵庫の上に電子レンジやトースターを置いて使用する場合は、天板の耐熱温度が100℃以上になっているかどうかをチェックしておきましょう。

 

冷蔵庫の各部屋のレイアウト以外にも、メインとなる冷蔵室の扉の向きも意外と見落としがちなポイントです。冷蔵庫の扉は右開き、左開き、フレンチドア(観音開き)のほかに、1枚で左右どちらからも開けられる左右開きのものがあります。一人暮らし向けの冷蔵庫はほとんどが右開きもしくは左開きのものなので、冷蔵庫を設置するスペースのどちら側が壁になるのかなどを事前に調べてから冷蔵庫を選ぶようにしましょう。また、右利きか左利きかでも扉の向きによって使いやすさが変わってくるので、利き手と設置スペースを把握したうえで選ぶと良いでしょう。

フレンチドア(観音開き)の場合は、扉が90度開けば十分かというとそんなこともありません。90度しか開かないと、冷蔵室内の棚板の出し入れなどがしづらく、お手入れが難しくなります。また、大きなものの出し入れもしにくくなってしまうため、どうしても使いにくさが残ってしまいます。フレンチドア(観音開き)の冷蔵庫を購入したい場合は、設置スペースに置いたときにしっかりとドアを開けられるスペースがあるか確認しておきましょう。

 

これら以外に、左右どちらからも開けられる扉もありますが、左右開きの 冷蔵庫は大容量サイズのものしかないため、一人暮らしの冷蔵庫としてはあまり向いていません。ただし、扉の付け替えをすればドアの空く方向を左右替えられる冷蔵庫もあります。この付け替え左右開きのタイプの冷蔵庫は150リットル台のものからありますので、一人暮らしの人でも選びやすいかと思います。左右開きのメリットは、引っ越しなどで冷蔵庫を設置する場所が変わり、扉を開けられる向きが変わっても安心な点です。新生活をスタートさせた後、転勤などで何度か引っ越しすることが予想される場合には、左右開きのタイプの冷蔵庫を検討してみるのもおすすめです。

外食派と自炊派は冷凍室の容量をみてしっかり選ぼう

ここまで、サイズや価格、容量や機能といったポイントから冷蔵庫の選び方を紹介してきましたが、一人暮らし向けの冷蔵庫を選ぶ際にさらに重視したいポイントがあります。それは「冷凍室の容量」です。

冷蔵室ではあまり日持ちのしない肉や魚、野菜などの生鮮食品も、冷凍保存すれば長く保存できるようになり、頻繁にスーパーで買い出ししなくても良いため便利です。また、うどんや総菜類などの冷凍食品も充実しているため、料理をする時間がないときも冷凍食品があれば手軽に食事をすることができます。しかし、冷凍室の容量が小さすぎると、買ってきた冷凍食品が入りきらなかったり、冷凍室内がいっぱいすぎてせっかく保存しておいた食品の消費期限に気づくことができなかったりということになってしまいます。

このように、外食派でも自炊派でも、冷蔵庫には冷凍室は欠かせないものであり、冷蔵庫全体の割合に対してなるべく冷凍室はしっかりとした容量があるほうが便利なのは間違いありません。普段の自炊の頻度やライフスタイルによって必要な冷凍室の容量は異なってくるので、冷蔵庫全体の容量だけでなく、冷凍室単体の容量もチェックしておくようにしましょう。

・自炊派の冷凍庫活用法

普段からよく自炊をする場合、市販の冷凍食品はあまり食べることがないため、冷凍室の容量はそこまで必要ないと思われがちかもしれません。しかし、しっかり自炊をする人ほど冷凍室の容量がたっぷりある冷蔵庫がおすすめです。

仕事をしながら一人暮らしをしていると、毎日一から料理をするのはなかなか難しいと思います。そんな時は休日などの時間のある時におかずを作り置きしておいたり、肉や魚、野菜などを調理直前まで下ごしらえしておいたりすると、忙しいときでも電子レンジで解凍するだけで手作りのご飯を食べることができます。また、野菜などは冷凍保存すると加熱調理したときに火が通りやすくなり、時短にもなるというメリットもあります。しかし、作ったおかずや下ごしらえした食材は、冷蔵室で保存しておいた場合2、3日で食べきらないと傷んできてしまいます。冷凍室に保存すれば美味しく食べられる期間は伸びるので、常備菜や下処理した食材はフリージングバッグなどに小分けにして保存しておくと安心です。

さらに、よく自炊する人は普段のランチもお弁当派という人も多いかと思います。朝はあまり時間に余裕がないため、お弁当用のおかずをわざわざ作ったりご飯を炊いたりするのも大変です。冷凍室 につくりおきしておいたおかずがあれば、電子レンジで解凍して詰めるだけで立派なお弁当になります。おかずだけでなく、普段からご飯を多めに炊いて、小分けにしてラップに包み冷凍保存しておけば、お弁当や朝食も簡単に用意することができます。

・外食派の冷凍庫活用法

自宅では料理をほとんどしないという人にとっても、冷凍室の容量はとても重要です。電子レンジで解凍するだけですぐ食べられる麺類やおかず類の冷凍食品は、夜遅く帰宅して外食する時間がないときのために冷凍室 にストックしておくと便利です。また、自炊はしないタイプでも、朝ご飯はパンやご飯など家で簡単なものを食べるという人も多いのではないでしょうか。ご飯はお米を一度炊いて小分けにして冷凍保存しておけば、電子レンジで解凍するだけで食べたい時にすぐ食べられます。食パンなどのパン類も、ラップに包んで冷凍しておけばそのままトースターで焼いて食べられるので朝食に便利です。

また、仕事などで忙しくしていると、平日こまめにスーパーへ買い出しに行くのも難しいことも多いかと思います。一度の買い物でまとめて冷凍食品を買い置きしておきたい場合、冷凍室の容量があまりにも少ないと買ってきたものが入りきらないこともあるので、冷凍室の容量もしっかりチェックしておくのが大切です。

自炊派おすすめ冷蔵庫

ツインバードの2ドア冷凍冷蔵庫(HR-F915W)

一人暮らしやサブ冷蔵庫にもぴったりな146Lの2ドア冷凍冷蔵庫。“冷凍食品や作り置きをたくさん冷凍したい”というお客様の声から商品化しました。冷凍冷蔵庫の比率を見直し、1:1の比率に。

冷蔵室は、飲料や調味料、保存容器の高さなど、暮らしの中でよく使う容器サイズに合わせてデザインすることでサラダボウルや鍋も収納できる使い勝手の良い庫内レイアウトを実現しました。冷凍室は、買い物カゴ約2個分の食料が入る大容量で、作り置きや冷凍食品をたっぷり収納できます。前面が透明な4段の引き出しを採用し整理整頓がしやすく、毎日の暮らしを支えます。

外食派おすすめ冷蔵庫

ツインバードの2ドア冷凍冷蔵庫(HR-F911W)

ファン式冷蔵庫で霜取り不要!初めての一人暮らしにぴったりのサイズ&シンプルなデザインの冷蔵庫です。運転音は約24dBで、ワンルームでも使いやすいよう静かさにもこだわりました。冷蔵室は、一人暮らしに十分な約70L。大きめのドアポケットがついているので、紙パックやペットボトル や調味料などもたっぷり入ります。冷凍室は、約40Lの容量で透明な2段の引き出しを採用しているので、たっぷり冷凍食品を収納しても中身が一目瞭然で整理整頓がしやすくなっています。