ヘッドスパのプロ・深頭筋ヘッドセラピストが教える!大事なのは頭の筋肉を深く捉えること

 

【この記事ではこんなことが分かります】

・ヘッドマッサージをすることの意義・重要性

・自宅でヘッドマッサージをする際の注意点

・深頭筋マッサージ™を提唱したヘッドスパ美容の第一人者の山本幸恵先生について

 

 

老け顔対策にはヘッドマッサージが効果的!

お顔の皮膚と繋がっている頭の筋肉は、お顔のシワやたるみ、二重あごやほうれい線といった悩みと深い関係があります。お顔がたるんでいると感じる場合、加齢や乾燥といった要因のほかに、「頭の筋肉の衰え」も見過ごせない要因です。頭の筋肉が衰えて弾力を失うと、ひと続きで繋がっている顔の皮膚を引き上げる力が弱くなり、たるみやシワなどのある老け顔に繋がってしまいます。

 

そのため、近年では表情筋のエクササイズやお顔のマッサージ以外にも、頭皮のケアやヘッドマッサージの重要性が注目されるようになりました。ヘッドマッサージは専門のヘッドスパサロンで専門家の施術を受けるのが理想的ですが、頻繁に通うのはなかなか難しいという人も多いのではないでしょうか。そんな人には、自宅で手軽にできる頭皮のホームケアがおすすめです。ヘッドスパのプロの手を借りることが難しくても、毎日自分でヘッドマッサージをするだけでもその美容効果やリラックス効果を感じることができるでしょう。

 

しかし、いざ自分でヘッドマッサージをしてみると、具体的にどこをどうマッサージすれば良いのか、わからない人も多いと思います。ヘッドマッサージを行って効率よく効果を実感するためには、注意すべきポイントがいくつかあります。すでに頭皮のホームケアを実践している人の中にも、自分のやり方が正しいのかどうか自信が持てないという人もいるのではないでしょうか。

ヘッドスパのプロが教える!深頭筋マッサージの重要性

自分で頭皮をマッサージする際にやりがちなのは、頭の筋肉の深部を捉えることができずに、頭皮表面だけを刺激するだけになってしまうことです。

 

頭部のそれぞれの筋肉は顔の表情筋と密接な関係があるため、お顔でシワやたるみの気になる部位がある場合は、そこに直接繋がる頭の筋肉を重点的にマッサージすることで改善や予防に繋がります。しかし、自己流で誤ったヘッドマッサージをしていると、頭部の筋肉の深部にしっかりとアプローチをした頭皮ケアをすることが難しく、なかなか思うような効果を実感できない場合があります。

 

「深頭筋」とは実際に存在する筋肉の名称ではなく、「頭の筋肉に深くアプローチする」自身の施術を表す名称「深頭筋マッサージ™」として、ヘッドスパ美容の第一人者である美容施術家・山本幸恵先生が提唱した言葉です。自分でヘッドマッサージをする際にも、「深頭筋」を意識してケアすることが、効果を得るためにとても重要なポイントです。

大切なのは頭の筋肉を意識すること

「深頭筋マッサージ™」とは、前述のとおり、頭の筋肉の深部に正しくアプローチをする山本幸恵先生が開発したヘッドマッサージのことで、美容効果に定評があるだけでなく、脳疲労を解消することで自律神経のバランスを整える「究極の脳のリラクゼーション」としても評価されています。

 

「深頭筋」を意識するには、まずは頭とお顔の筋肉の関係性について知ることが大切です。頭部の筋肉は「前頭筋」「側頭筋」「後頭筋」という3つの筋肉から構成されており、この3つの筋肉と繋がるように頭頂部に「帽状腱膜」という筋膜がついています。これらの前頭筋、側頭筋、後頭筋、帽状腱膜は、表情筋と密接に繋がっているため、ストレスで表情筋がこわばると頭の筋肉のコリにも繋がります。そのため、何かに怒りを感じて眉間にシワを寄せれば前頭筋が、何かを我慢して歯を食いしばれば側頭筋が凝り固まるなど、頭の筋肉には感情の動きが強く影響を与えており、そうして頭の筋肉が凝り固まることで疲労感や頭痛、不定愁訴といった不調を引き起こすことになります。また、美容面でも、頭の筋肉が凝り固まるとお顔の筋肉を支える力が弱まってしまい、お顔のたるみやシワの原因になってしまいますが、逆に考えれば、日々の感情の抑圧によって凝り固まった頭の筋肉をほぐしてあげることができれば、お顔の筋肉を引き上げてアンチエイジングに繋げることができるのです。お顔の筋肉にコリや衰えがあるときには表情筋そのものにアプローチすることも大切ですが、それらを支えている頭の筋肉にアプローチすることで土台ごと引き上げられてより効果を感じられることでしょう。

 

ここでは、頭部を覆っている筋肉とその働き、それぞれの部位に深く関係している表情筋について解説します。

前頭筋

おでこから髪の生え際あたりまでを覆っている筋肉で、眉毛やまぶたを引き上げたり、額にシワを寄せたりする動きをします。前頭筋は、眼輪筋(がんりんきん)、皺眉筋(しゅうびきん)、鼻根筋(びこんきん)といった表情筋と繋がっています。前頭筋が衰えたり凝り固まったりしてしまうと、そこに繋がっている表情筋である眼輪筋、皺眉筋、鼻根筋を支える力も弱まり、額の皮膚を引き上げておくこともできず、おでこのシワやたるみといった悩みに繋がってしまいます。

 

眼輪筋は目の周りにある筋肉で、まぶたの開け閉めをしたり、涙の流入を助けたりする働きをしています。皺眉筋は左右の鼻筋の上部から眉の中央部分にかけて存在する、眉間に縦皺を作る働きをしている筋肉で、眉をひそめたりしかめっ面を作るときに動く役割をしています。スマホやパソコンを長時間使う作業などで目を酷使したときに影響を受けやすく、眼精疲労で凝り固まることが多い部位です。

 

眼輪筋と皺眉筋は前頭筋と共にまぶたや眉の動きをつかさどる筋肉なので、前頭筋が衰えて眼輪筋や皺眉筋も垂れ下がってくると、まぶたが重く下がって目元がたるんで見えたり、眉間のシワが深く刻まれたりするようになってしまいます。その他にも、目じりの位置が下がってしまったり、目じりのシワが目立つようになったりするなど、特に目元が老けて見えてしまう原因になります。

 

鼻根筋は鼻の付け根の上から眉の間にある筋肉で、眉間の皮膚を引き下げ、嫌なことに対する表情として眉間に横皺を作る働きをしています。前頭筋は鼻根筋とも繋がっているため、前頭筋の衰えやコリは鼻根筋が垂れ下がることにも繋がります。鼻根筋が垂れ下がっていると、眉間がたるみ、横皺が刻まれてしまいます。眉間にシワがあると、不機嫌そうに見えたり人相が悪く見えたりする原因となってしまいます。

 

側頭筋

こめかみから耳の上あたりを覆っている筋肉で、お顔の頬や顎の筋肉に繋がっています。側頭筋は食べ物を咀嚼する際に働く筋肉である「咀嚼筋」の一部でもあります。同じく咀嚼筋である咬筋とともに、下あごを引き上げて口を閉じたり、下あごを後方へ引いて咀嚼したりする働きを担っています。側頭筋は食いしばりや歯ぎしりの影響を受けやすい場所であるため、普段から奥歯に力を入れてしまう癖のある人やストレスを感じている人は、特に凝り固まりやすい部分と言えます。

 

側頭筋は、咬筋(こうきん)・口輪筋(こうりんきん)・頬筋(きょうきん)・笑筋(しょうきん)といった口周りの表情筋と密接に関係しており、側頭筋の衰えやコリはこれらの表情筋の存在する頬や顎、フェイスラインのたるみに繋がっています。

咀嚼筋の一部である咬筋は顎関節あたりに存在する筋肉で、下顎を引き上げて上下の歯を噛み合わせる働きをしています。咬筋は、お顔のいわゆる「エラ」と呼ばれる部分についている筋肉で、咬筋が凝り固まるとちょうどエラ部分も張って目立つようになり、顔が大きく見えてしまう原因となります。また、咬筋が垂れ下がると咬筋の周辺に繋がっている顔の表情筋も引き下げてしまうため、頬の位置が下がったりほうれい線が目立ったりしてしまうことにも繋がります。

 

口輪筋は口の周りをぐるりと囲んでいる筋肉で、唇を閉じたりすぼめたりする動きをするときに使います。口輪筋が衰えると、ほうれい線やマリオネットラインが目立ってくるなど、年齢を感じさせやすい悩みの原因となります。また、口角を引き上げておく力も弱くなってしまうため、口角が下がってしまう要因ともなります。くっきりとしたほうれい線やマリオネットライン、下がった口角といったお口周りのたるみは、わかりやすい老け顔のサインです。このようなお口周りの悩みを抱えている人は、口輪筋とともに側頭筋をマッサージしてほぐすのがおすすめです。

 

頬筋は左右の口角の横あたりから顎関節に伸びる筋肉です。頬筋は、口輪筋と同じくお口周りを支えると同時に、頬を支えている表情筋でもあります。そのため、頬筋が垂れ下がるとほうれい線が目立つようになったり、口角が下がってしまったりする原因となります。

 

笑筋は口角の横からエラに向かって伸びている筋肉で、笑顔を作るときに口角を斜め上に持ち上げる役割をしています。口角が外側に強く引っ張られるとえくぼができるのは、この笑筋の働きによるものです。笑筋が衰えると口角が下がってへの字口になり、暗い表情や不機嫌そうな表情に見られてしまいます。また、口輪筋と同じくマリオネットライン、ブルドッグラインの出現にも繋がります。

 

 

後頭筋

後頭筋は頭の後ろあたりにある筋肉で、後頭部から首の付け根にかけて存在します。後頭筋は、主に頭蓋骨と頸椎を繋いでいる四つの筋肉群である後頭下筋群(大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋)で構成されており、この後頭下筋群は眼球の動きに付随して動く性質を持っています。そのため、スマホやパソコンを長時間使用するなどして過剰な眼球運動が続くと、それに伴って後頭下筋群も過緊張状態となりカチカチに凝り固まってしまいます。現代人の多くが凝りやすく、眼精疲労による頭痛やめまいなどに深く関係している部位です。また、後頭下筋群は特に自律神経と深い関わりがあるため、自身をリラックス状態に導くためにも、後頭筋へのマッサージでほぐしてあげることがとても大切です。

 

後頭筋は帽状腱膜を間に挟んで、おでこ側にある前頭筋を引き上げる役割も担っているため、後頭筋が凝り固まって衰えると前頭筋も下がってしまうことになります。上述したように、前頭筋の衰えはおでこのシワをはじめ、眉間のシワ、目元のたるみなどに繋がりやすいため、このような悩みがあるときは後頭筋もマッサージするのがおすすめです。

 

 

帽状腱膜

帽状腱膜は頭頂部にある、頭全体を支える役割のある筋膜です。前頭筋・側頭筋・後頭筋の三つの筋肉すべてと隣接しており、これらをつなぐ帽子のように頭頂部を覆っています。帽状腱膜は前頭筋・側頭筋・後頭筋の三つの頭皮の筋肉を支える役割をしているため、帽状腱膜が下垂するとまわりの筋肉もすべて下がってしまうため、お顔全体のたるみやシワの原因となります。

つまり、帽状腱膜が衰えることで、前頭筋の下垂による額のシワ、目じりのシワ、目元のたるみ、側頭筋の下垂によるほうれい線、マリオネットライン、ブルドッグラインの出現やフェイスラインのたるみなど、あらゆる老け顔のお悩みに繋がってしまうのです。もちろん後頭筋も垂れ下がることになるため、首のたるみなどの原因にもなってしまいます。

 

このように、帽状腱膜は頭部全体、ひいてはお顔全体に影響する部位であるため、ヘッドマッサージをする際には、頭頂部もしっかりとほぐしていきましょう。

 

以上のように、頭と顔の筋肉・皮膚はお互いにとても深い関係にあります。ゆえに、ヘッドマッサージをする際は、自分のお顔の衰えが気になる部分と深い関係のある頭の筋肉には特に意識を向けて、頭皮の表面ではなく、筋肉の深部を捉えるようにもみほぐすとより効果を期待できるでしょう。

深頭筋ヘッドマッサージの基本のポイント!マッサージをする際の注意点

セルフヘッドマッサージは、美容のための毎日の習慣にできるのはもちろん、頭が疲れていると感じたときやリフレッシュしたいと思ったときなど、お仕事の合間や入浴中、スキンケアのついでなど、いつでもどこでも気軽に始められます。

しかし、いくつかの注意点やポイントを押さえておかないと、効果が感じられにくいばかりか頭皮を痛めてしまう可能性もあります。自分でヘッドマッサージをする際は、以下のポイントに注意して行いましょう。

筋肉の深いところをイメージする

「深頭筋マッサージ™」の根底にあるのは、頭の「筋肉」に深くアプローチすることです。頭皮の表面だけを刺激してばかりで、頭の筋肉を捉えることのできていないマッサージでは、これまで紹介したような頭の筋肉の衰えやコリによる不調や老け顔にアプローチすることができません。指を使ってマッサージする場合は、バレーボールを指だけで掴むようなイメージで、筋肉をグッと捉えるようにしましょう。また、部位によっては、肘をついた手でゲンコツを作り、その関節に頭を乗せるようにして自重を利用すると、簡単に筋肉にアプローチできるのでおすすめです。

指の腹を使ってマッサージをする

ヘッドマッサージを指で行う場合は、指の腹を使って頭の筋肉を掴んだり引き上げたりしてもみほぐします。この時、しっかり指の腹を使って頭の筋肉の深いところを捉えるようにマッサージをしないと、指先だけに力が入ってしまったり爪を立ててしまったりすることになります。爪を立てれば傷がつきますし、頭皮の表面だけをこするようにしてしまうと、摩擦で頭皮が傷んでしまうこともあります。頭皮に傷がつくと、雑菌などが入り炎症を起こす原因にもなってしまうため、指の腹を使って筋肉を捉えることを意識するようにしましょう。

強すぎる力でマッサージをしないようにする

ヘッドマッサージをする際は、「自分が心地よく感じる」ことが最重要です。過度な痛みを感じない程度で、気持ちいいと思える強さでマッサージしましょう。強ければ強いほど効果が期待できるわけではなく、むしろあまり強い力でマッサージをしてしまうと、頭皮そのものや、マッサージをする指や手首、頭を支えている首や肩に余計な力が入り痛める原因になるため、力加減には注意して行うようにしましょう。

「癒される」ことを大切に

特に「深頭筋マッサージ™」においては、リラックスできるようにマッサージを行うことが何より大切です。美容・アンチエイジング効果においても不調の改善効果においても、緊張状態で行うマッサージとリラックス状態で行うマッサージとでは得られる効果の大きさが全く違います。「美容や健康のためにやらなきゃ」という義務感で行うよりも、やりたいと思ったときにゆったりとした気分で行うのがおすすめです。また、更に効果を高めるなら自分の好きな香りや落ち着いた照明などでリラックスできる環境を整えてあげることも有効です。

 

 

自分でヘッドマッサージをするときは自分が心地よく感じられることを大切にしましょう。また、毎日短い時間でいいので、習慣づけて続けることこそが不調の改善やアンチエイジングに繋がるので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。

自分では指の動かし方や力加減、リズムなどがわかりにくく、心地よくマッサージするのが難しいという方には、ツインバードの防水ヘッドケア機がおすすめです。

ツインバードの防水ヘッドケア機

ヘッドスパ・深頭筋マッサージ™の第一人者山本幸恵先生

ここまで、ヘッドマッサージの美容効果や深頭筋マッサージ™についてお伝えしてきましたが、そもそも「深頭筋」という言葉は筋肉を指すものではなく、冒頭でもお伝えしたように、ヘッドスパ美容の第一人者である美容施術家・山本幸恵先生が「頭の筋肉に深くアプローチする」自身の施術を表す名称「深頭筋マッサージ™」として提唱した言葉です。

 

この言葉が生まれたのは、山本幸恵先生が東京白金台でオーナーセラピストとして日本初のヘッドスパ専門サロンを運営し始めてからです。美容師として活躍されていた山本幸恵先生がヘッドスパ専門サロンをオープンしたのは2006年のことで、当初は一般的に、毛髪のケアや頭皮環境の改善、リラクゼーションといったことがヘッドスパの主な効果と考えられていました。

しかし、運営を続けるうちに、施術を受けたお客様のお顔がみなリフトアップし、表情も明るくなっていることに気づき、お顔の筋肉と頭の筋肉の密接な関係の解明にたどり着きました。今でこそ当たり前のように言われていることですが、「お顔のたるみは頭から」という因果関係は山本幸恵先生が提唱し始めたことなのです。

 

「頭の筋肉を正しく捉える」ことを第一に考えた山本幸恵先生の施術は、お顔のアンチエイジングとしてもリラクゼーションとしても、さらには心身の不調改善としても定評を得て、それまでのヘッドスパの枠を超えた「深頭筋マッサージ™」として確立されました。

ヘッドスパ・深頭筋マッサージ™の第一人者山本幸恵先生

山本幸恵先生の技を再現した防水ヘッドケア機

防水ヘッドケア機(TB-G001JPPW)

ツインバードの防水ヘッドケア機は、20年間で約3万人の頭に触れてきた経験を持つ山本幸恵先生と3年の歳月をかけて開発し、フェイスラインを支える頭の筋肉の深部をしっかり捉えてもみほぐしつつ引き上げる「深頭筋マッサージ™」の手法を再現しました。人の指かのように「つかむ」、そんな独自技術にこだわりました。

 

頭にあてがうだけで、髪が絡みにくい6本のアタッチメントが筋肉を心地よく刺激。凝り固まった頭の筋肉を柔らかくすることで、それに繋がるお顔の筋肉も持ち上がり、たるんだ肌やフェイスラインをケアします。ヒトの安静時の心拍数に合わせ、LOWモードで60回転/分、HIGHモードで75回転/分のモードを搭載。ゆったりとした動きが、日常の中でどうしても溜まってしまうストレスで凝り固まった頭の筋肉にアプローチし、リラックスしながら、フェイスラインをすっきりとした印象に近づけられます。

 

「肌に触れるもの、自分の身体にかかわるものだから、安心して使ってもらえる製品をつくりたい。」という思いから、ツインバードがあるものづくりの町・新潟県燕三条で製造。職人の技術、国内設計、国内生産が 「高品質」を可能にしました。