食パン作りだけじゃない!ホームベーカリーの楽しみ方6選

【この記事ではこんなことが分かります】

・ホームベーカリーの多様な楽しみ方

・ホームベーカリーの基本機能(食パン作り)

・食パン作り以外のホームベーカリーの楽しみ方

食パンだけじゃない!多様な楽しみ方のできるホームベーカリー

自宅でも手軽にパンを作ることのできるホームベーカリーは、毎日焼きたての食パンを楽しめるだけでなく、様々な種類のパン生地も作ることのできる家電です。毎日焼きたての食パンを食べたい!というパン好きの人のみならず、パン作り以外にも様々な楽しみ方ができる調理家電として進化し続けています。

ホームベーカリーというと、「食パンを作る」というイメージしか浮かばないという人も多いかもしれません。しかし、近年発売されているホームベーカリーには、食パン以外にもピザ生地やナンの生地のほか、クロワッサンやロールパンといった多様なパン生地を作ることができるモデルのものも増えています。さらに、ホームベーカリーで作れるものはパン生地に限りません。うどんやパスタなど麺類の生地、お餅、ヨーグルトやジャムといったものまで手作りできてしまいます。焼きたてのパンの美味しさはもちろんのこと、手打ち麺のうどんや生パスタ、自家製デザートなどまで楽しめてしまうのがホームベーカリーの魅力といえます。ここでは、ベーシックな食パン・アレンジを加えた食パン以外にも、その他のパン類や食品など、6種類の楽しみ方をご紹介します。

ホームベーカリーの基本機能

ホームベーカリーで作れるパンの基本は「食パン」ですが、一口に「食パン」といっても、ベーシックな食パンのほか、材料によってバラエティに富んだ食パンを焼くことができます。

ここでは、ホームベーカリーの基本である「食パン作り」の機能で作ることのできる食パンのバラエティを紹介します。

 

基本の食パン

ベーシックな食パンは、毎日の朝食に欠かせないというご家庭も多いのではないでしょうか。ホームベーカリーで食パンを作るには、メーカーやモデルごとに多少の違いはありますが、基本的には強力粉・ドライイースト・バター・砂糖・塩・水といった材料で作ります。一から手でパン生地を作ろうと思うと、生地を手でこねて休ませ、室温に気を遣いながら発酵させて成形し、オーブンで焼くという過程が必要ですが、ホームベーカリーを使えばこれらの材料をホームベーカリーに入れてセットし、ボタンを押すだけで焼きたての食パンが出来上がってしまいます。

 

材料を追加した食パン

上記の基本的な食パンの材料の分量を変えたり、材料を追加したりすることによって、好みの味や食感の食パンを焼くこともできます。

基本の材料である強力粉・ドライイースト・バター・砂糖・塩・水のうち、バターの分量を増やして焼くとしっとり柔らかい風味の食パンになり、水の代わりに牛乳を使うとしっとりとした食感に焼きあがります。また、水の分量を減らして生クリームを加えて焼くと、コクが出てリッチな味わいの食パンにもなります。

 

具を追加した食パン

ベーシックな食パンに、好みの具材を追加して焼くことができるのもホームベーカリーのメリットです。レーズンなどのドライフルーツや、クルミなどのナッツ類は食パンに混ぜ込む具材として定番です。レーズンなどのドライフルーツを混ぜ込んで焼くときは、ドライフルーツを湯通ししてから生地に加えるようにしましょう。ドライフルーツはそのままパン生地に加えると、ドライフルーツがパン生地の水分を吸い取ってしまったり、食感が悪くなってしまったりします。湯通しした後しっかり水分を拭き取って生地に混ぜ込むのが、より美味しく仕上がるコツです。

クルミなどのナッツ類も食パンに混ぜ込む定番の具材ですが、こちらもひと手間加えることによってより美味しい食パンを焼き上げることができます。ナッツ類は生のままパン生地に加えると、カリっとした風味や香ばしい香りが出ないままになってしまいます。ナッツ類は、パン生地に加える前にフライパンで乾煎りするか、オーブンでローストしてから混ぜ込むようにしましょう。

定番のもの以外にも、食パンに入れて美味しい具材はたくさんあります。野菜をペーストにして混ぜ込めば、色合いも綺麗で栄養価も高いパンを作ることができます。ほうれん草やにんじん、カボチャなどの野菜をゆでてつぶし、ペースト状にしたものを混ぜ込んで焼き上げれば、子供の朝食やおやつにもぴったりな食パンになります。

 

ヘルシーな食パン

ホームベーカリーで食パンを焼く際に使う小麦粉は強力粉が基本ですが、この小麦粉の種類を変えることによって、味わいや風味の異なる食パンを作ることができます。

 

全粒粉パン…パンに使う強力粉のうち何割かを全粒粉に変えると、ヘルシーな全粒粉パンを焼くことができます。

全粒粉とは、精製された通常の薄力粉や強力粉とは違って小麦の表皮や胚芽ごと粉にされている小麦粉です。この全粒粉を使ったパンは、通常の強力粉などが使われているパンよりも栄養価が高く、香ばしい香りやしっかりとした歯ごたえがあるのが魅力です。

 

米粉パン…小麦粉の代わりに米粉を使うことで、ホームベーカリーでも米粉パンを作ることができます。小麦粉アレルギーのお子さんや、グルテンフリー食にこだわっているという健康志向の方におすすめです。

 

ライ麦パン…ライ麦パンは、通常の強力粉や薄力粉などに使われる小麦粉ではなく、ライ麦を挽いて粉にしたライ麦粉が使われているパンです。ライ麦は強力粉などと比べると食物繊維やビタミンといった栄養素が豊富に含まれており、通常の強力粉や全粒粉を使ったパンよりもやや酸味があるのが特徴です。

パン以外のものを作れる機種も登場

このように、ホームベーカリーがあれば、ベーシックな食パンはもちろんのこと、追加する材料や小麦粉の種類を変えることによって、自分や家族の好みに合った食パンを作ることができます。それ以外にも、ホームベーカリーではいろいろな生地を作ることができるので、食パン以外にも多種多様な美味しいパンを手作りすることができます。

また、ホームベーカリーで作れるのはパンに限ったものではありません。パン以外のこんなものまで!?と驚くようなものが作れるモデルも登場しています。

1.食パン以外のパン

バターロール

基本の生地に卵を加えた生地を丸めてから発酵させ、表面に卵を塗ってからオーブンで焼くとバターロールを作ることができます。加える卵を卵黄のみにして、さらに生クリームを追加すると、お店でしか味わえないようなリッチな味わいのバターロールを作ることもできます。

クロワッサン

基本の生地の強力粉を減らして薄力粉と卵を追加して作った生地に、バターを織り込むとクロワッサン生地を作ることができます。バターを織り込んだ生地を薄くのばし、三角形の形に切り分けてから丸め、発酵させます。表面に溶いた卵を塗ってから焼けば、バターの香りが食欲をそそるクロワッサンの完成です。

メロンパン

基本の生地に卵を加えたパン生地に、メロンパンの皮部分であるクッキー生地を載せて焼けば、お家でもメロンパンを作ることができます。薄力粉・バター・砂糖・卵・バニラエッセンスを混ぜて、冷蔵庫で休ませたクッキー生地を延ばし、格子模様をつけたらパン生地の上にかぶせます。上にグラニュー糖を振り掛け、オーブンで焼けば完成です。

 ・あんパン

基本の生地に卵を加えたパン生地であんを包めば、自宅で焼きたてのアンパンを作ることも出来てしまいます。ホームベーカリーで作ったパン生地を一つ分ずつ切って丸め、麺棒で伸ばしてあんを包みます。発酵させたあと、表面に溶いた卵を塗ってからけしの実や黒ごまをつけ、オーブンで焼けば完成です。自宅で作るからこそ味わえる焼きたてのあんパンは、子供のおやつにもぴったりです。

2.ピザ

ホームベーカリーがあれば、パンだけでなく本格的なピザ生地を作ることもできます。しかも、ふんわりしたパンピザタイプや薄めのカリっとしたクリスピータイプなど、生地の材料や分量を変えることで好みの食感の生地を作れます。

クリスピータイプの生地の場合は、強力粉・薄力粉に水・塩・オリーブ油・ドライイーストを混ぜ、ホームベーカリーにセットして生地を作ります。パンピザタイプの場合は、強力粉に水・砂糖・塩・スキムミルク・オリーブ油・ドライイーストを混ぜて生地を作ります。どちらも生地が完成したら1枚分に等分し、麺棒で丸く伸ばしフォークで穴を開けます。ピザソースを塗ってから好みの具を並べ、ピザ用チーズを全体に振りかけてオーブンで焼けば完成です。クリスピータイプの生地は、薄力粉の割合を増やすとよりサクッとクリスピーな食感になるなど、材料の分量を変えることによって自分や家族の好みの食感の生地を作ることができるのも魅力です。

3.うどん

モデルによってはパン生地以外のものを作れるホームベーカリーもあります。自宅で手作りするのはなかなか難しいというイメージの手打ちうどんも、ホームベーカリーがあればボタン一つで生地を作れます。

中力粉と水・塩を混ぜてホームベーカリーにセットし、出来上がった生地をラップに包んで休ませます。打ち粉をしたまな板と麺棒で3mmほどの厚さに伸ばし、包丁で3mm幅に切っていきます。お湯で沸かして茹で、冷水でしっかりと洗えば完成です。うどんの生地を手でこねて作るのはかなりの重労働ですが、ホームベーカリーならばボタン一つで完成するので、気軽に打ちたてのうどんを味わうことができます。

4.パスタ

自宅でつくる生パスタは、乾麺とはまた違ったもちもちの食感に仕上がり、まるでレストランでしか食べられないような味わいに仕上がります。生パスタはうどんと同じく手で生地を作るのは大変な作業ですが、ホームベーカリーならばボタン一つで生地を作れます。

強力粉・卵、オリーブ油・塩をホームベーカリーにセットし、生地が出来上がったらラップに包んで休ませます。打ち粉をしたまな板と麺棒で1~2mmほどの厚さに伸ばしたら、三つ折りにして好みの太さに切っていきます。たっぷりのお湯で茹でて好みのパスタソースと和えれば完成です。

5.もち

臼と杵でつくお餅は、自宅で作るにはなかなかハードルの高いものですが、ホームベーカリーにお餅を作る機能がついているものなら、もち米があれば自宅でもつきたてのお餅を食べることができます。

もち米を水で洗い、ザルで30分ほど水気をきっておきます。水気をきったもち米と水をセットし、あればもちコースを選択します。もち米が炊けたら、ふたを開けて餅つきモードを選択し、水分を飛ばしながら餅をついていきます。完成したら、水で濡らした手でちぎって丸め、保存する場合は餅とり粉につけて丸めておきます。出来上がったお餅は、きな粉やあんこ、磯辺焼きなど、お好みの食べ方で味わいましょう。柔らかいつきたてのお餅は、市販お餅とはまったく違う食感です。

6.発酵食品・保存食など

ホームベーカリーを使うと、パン類や麺類などの食べ物の他に、発酵食品や保存食といった意外な食品も作れてしまいます。

甘酒

甘酒を作るには、米こうじとお湯が材料になります。米こうじを手でよく揉みほぐし、パラパラにしてから、米こうじと約60℃のお湯をホームベーカリーにセットします。ホームベーカリーの発酵モードのボタンを押したら、数時間後には出来上がりです。できた甘酒はお湯や水で好みの濃さに薄めて飲むことができるので、家族みんなで楽しむことができます。できた甘酒を鍋に移してからひと煮立ちさせれば、冷蔵で1週間程度、冷凍で3ヵ月程度保存することもできるため、一度作っておくと便利です。

ヨーグルト

甘酒と同じく発酵食品であるヨーグルトも、モデルによってはホームベーカリーで作ることができます。市販のヨーグルトと牛乳を混ぜ、ヨーグルトモードのボタンを押せば、数時間後にはヨーグルトが出来上がっています。出来上がったあと、ヨーグルトを冷蔵庫で冷やせば完成です。たくさん出来上がったヨーグルトは、ホームベーカリーでパンを焼くときに入れるとほんのりと酸味のある美味しい食パンを作ることができ、おすすめです。

ジャム

ホームベーカリーでは、好みのフルーツでジャムを作ることも可能です。いちごやみかん、ブルーベリー、りんごなどのフルーツと、砂糖、レモン汁さえあれば、ジャムコースのボタンを押すだけでジャムが作れてしまいます。鍋で火にかけてジャムを作る場合は、焦げたりしないように鍋についていないといけませんが、ホームベーカリーの場合は材料を入れてボタンを押せばほったらかしで完成させることができるのでとても便利です。市販のジャムが甘すぎたり、添加物などが気になるという人は、手作りなら自分の好みで甘さを調整したり、シンプルな材料で作れたりするのが魅力です。

ツインバードのホームベーカリー

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