ツインバードの製品史

History

1951年にメッキ加工業としてスタートし、その後自社製品・ギフト商品の開発へ乗り出し、家電メーカーへと成長しました。
時代の変化にあわせながらも、今までにないものづくりでお客様のニーズを創造しようという想いが継承されています。
これまでに開発してきた製品の数々、そのほんの一部をご紹介します。

プロダクトヒストリー

1971
自社オリジナルのメッキ製品

下請けのメッキ加工業からの脱却を目指し、自社製品・ギフト商品の開発へ乗り出した時期。見た目が豪華なギフト商品は結婚式の引き出物などの需要も高く、最終的に1千万枚以上販売したトレーもありました。

(右写真:キャンディートレー三段盆)

1977
今までにないものづくりの探求

当時、鉄やステンレスなどの同質の金属素材を使う製品が一般的でした。そこにプラスチックを組み合わせたことで明るい色づかいができるように。好評を博し、年間50万台を超える大ヒットシリーズとなりました。のちに、テレビと蛍光灯を一緒にしたランタンなど、異なるものを組み合わせたものを生み出すというツインバード独自のDNAが築かれるきっかけとなった製品でもありました。

(右写真:ホームバーシリーズ)

1984
家電製品製造着手、アウトドア用品の展開

自社プラスチック工場を開設。家電製品の開発に本格的に着手し始めたころの製品です。

(右写真:HS-221 電気保湿ポット)

アウトドア志向の高まりから、オートキャンプが一躍ブームになった80年代。ツインバードでは、クーラーボックス、テーブル、カトラリーなどのアウトドア用品を積極的に展開していました。

(右写真:カルチャークラブシリーズ)

1988
よりレベルの高い家電への挑戦

自社技術の向上、さらなる成長のきっかけとなった、タッチセンサーインバーター蛍光灯。自社設計の電子回路により、大手家電メーカーよりもリーズナブルな価格で提供することができました。以後、家電市場に参入していくことに。2005年までに200万台を超える主力商品となりました。

(右写真:FL-8271)

1995
複数の要素をかけ合わせたユニーク商品

「ツインバードといえば○○付」の代名詞ともなった「液晶テレビ付蛍光灯ランタン」。その名の通り、蛍光灯ランタンに液晶テレビ・ラジオ・サーチライトが付いています。

(右写真:テレビランタン)

2001
サイクロン式クリーナー、お風呂テレビ発売

創業50周年の節目を迎えたこの年、ついにサイクロン式クリーナーを発売。初代サイクロンTC-4444型は58万台を売り上げる大ヒット商品に。ツインバードのサイクロン時代の幕開けとなりました。

(右写真:充電式スティック型クリーナー ジェットサイクロン TC-D444W)

充電式スティック型クリーナー ジェットサイクロン TC-D444W

ラジオで培った防水技術を活かし、お風呂テレビを開発。「ザバディ」ブランドとして展開していきました。その後、浴室備え付けの防水テレビの開発へとつながっていくことに。

(右写真:お風呂テレビ/2.5型 ザバディ VL-J251W)

2002
FPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)量産化技術開発

困難であるというのが通説であった、FPSCの量産化に成功。金属加工に強い燕三条地域の地場の力が生かされています。
国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」で活躍する冷凍冷蔵庫にも組み込まれており、食品・医薬などの分野での活用、ワクチン運搬庫として医療分野のコールドチェーンの構築などに貢献する事業となりました。

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2006
ありそうでなかった頭皮洗浄ブラシ

2004年、頭皮洗浄ブラシというこれまでにありそうでなかった、新しいタイプの製品が誕生しました。2号機である「モミダッシュSH-2793型」は26万台の大ヒット。「モミダッシュ」の名前が一躍有名になりました。

(右写真:頭皮洗浄ブラシ モミダッシュ PRO SH-2793PW)

2008
デザインと機能の両立を実現/ミラーシリーズ

当時、「ツインバード製品のデザインが変わった!」と多くの方から高い評価を受けたのが、このミラーガラスデザインのオーブントースターでした。多くのメーカーからさまざまなモデルが次々と投入されている激戦のトースター市場にあって、新しい風を吹かすことに成功します。その後、インテリア性の高いミラーガラスデザインシリーズとして、電子レンジなどに展開されていくことに。

(右写真:ミラーガラスオーブントースター TS-D017PB)

2011
コアンダシリーズ発売

低速回転できるDCモーターと航空力学を応用したコアンダテクノロジーのハイブリット製品「コアンダエア」を60周年記念のモデルとして開発。「おかあさんがうちわをあおいでいるようなやさしい風」というコンセプトに共感いただくことができヒット商品となります。

(右写真:コアンダエア EF-D945W)

2012
お客様の声から生まれた聴くテレビ

お客様からの一通のお手紙から生まれた「聴くテレビ」。手紙には、テレビ放送開始以来58年続いた地上アナログ放送の終了に伴い、ラジオでテレビが聴けなくなったことを寂しく思う内容でした。そんな方々の楽しみの時間を復活させたいという思いから開発されたのがこの製品。情報番組などでも取り上げられ、話題となりました。

(右写真:聴くテレビ AV-J125W)

2014
アート&テクノロジーを実現する製品

ブランディング元年のこの年に発売され、GOODDESIGN賞を受賞した目にやさしいあかりのLEDデスクライト。インテリア性需要の高まる時代背景もあり、よりデザインを重視し、これまでとは違う姿を目指していきます。
GOODDESIGN賞も徐々に受賞数が増えていくなど、ツインバード製品のイメージが変わっていきます。

(右写真:LEDデスクライトAirled LE-H841W)

2017
冷蔵庫・洗濯機市場へ参入

単独世帯をターゲットに、大型白物家電市場に参入します。従来は小型の製品の取り扱いであり、様々な条件の変わる大物製品の市場への参入は大きな決断でした。
日本の暮らしに寄り添ったシンプルで使い勝手の良い機能と佇まいで新生活需要に応えていきます。

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(右写真:2ドア冷凍冷蔵庫ハーフ&ハーフHR-E915PW / 全自動電気洗濯機5.5kg WM-EC55W)

2018
こだわりのものづくり・体験価値創造への挑戦

コーヒー界のレジェンド、カフェ・バッハの田口護氏監修のもと、本当に美味しいコーヒーで豊かなくらしを提供したいという想いで作り上げた全自動コーヒーメーカー。
燕三条地域の力も借りながら、プロの淹れるコーヒー体験を五感で感じることのできるコーヒーメーカーを実現。新たな挑戦とその成功を象徴する代表製品となりました。

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(右写真:全自動コーヒーメーカー CM-D457B)

2021
地場の力の結集により社会に貢献したワクチン運搬庫

世界的なパンデミックが発生し、ワクチン輸送のコールドチェーン構築に貢献するため開発された運搬庫。精密な温度管理が可能で、コンパクトで可搬性のある製品は多くのワクチン接種の現場で活用され、危機的状況への対応に貢献いたしました。部品供給や増産体制など地場の協力あって対応が実現したものであり、これまで専門分野の活躍が主であったSC技術が大きく注目されることとなりました。

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(右写真:ディープフリーザー25L SC-DF25WL )